小型機が多い空港には「ガソリンスタンド」が見られるところもあるが、とりわけ日本では航空用100LLガソリンを給油できる空港が少なくなっている。
大分空港にはアブガスの給油施設はないため、ここに訓練センターを構える本田航空は遠方からアブガスを積んだタンクローリーを常駐させて対応している。
初期のエアロディーゼルの数少ない成功作といわれるパッカードDR980。燃費はよかったが、重く振動が大きいなどの欠点があり発展はしなかった。
エアロディーゼルの復権を果たしたダイヤモンドDA42。日本でも双発訓練機として数を増やしている。これは熊本空港の崇城大学パイロットコースの訓練機。
DA42に搭載されているAE300エンジン。メルセデス・ベンツの自動車用OM640ディーゼルエンジンをベースに開発されたもので168馬力を発揮する。
海上保安庁が訓練機として使っているセスナ182S（JET-A）。外観は普通のセスナ172とほとんど同じだが、エアロディーゼルを装備しているのが最大の特徴。
TOP連載一覧航空ガソリン不足に立ち向かうディーゼルエンジン～ 連載【月刊エアライン副読本】
