連載
ヨーロッパの珍しい飛行機が続々やって来る! トルコ南部のリゾート、アンタルヤ空港へ
月刊エアライン編集部の日々のヒコーキ活動をユル〜く紹介する連載「ある日のヒコ活」。スポッターでもある筆者は今年の夏、トルコ南部のリゾート地アンタルヤを訪れました。ヨーロッパの珍しいエアラインたちがごそっと撮れるこの空港。その撮影環境と収穫をレポートします!
ヨーロッパの人々に大人気のバカンス先
トルコ南西部の街、アンタルヤ(Antalya)。日本に住んでいる人からすると、「どこそれ?」って感じですよね(笑)。しかし、ヨーロッパの人々には非常によく知られている都市です。夏にヨーロッパの空港の出発ボードを見ると、絶対に「Antalya」の文字があるほど。まあ絶対は言い過ぎかもしれませんが、ロンドンやパリ、フランクフルトなどの大都市はもちろん、1日に1〜2便程度しか発着がない地方空港までもが、ホントにアンタルヤと結ばれています。
なぜそれほどヨーロッパ人が、この地に魅せられるのでしょう? 地中海に面したアンタルヤは年間を通じて気候が良いだけでなく、古代から港町として栄えていたことから、当時の遺跡が多数残されています。その玄関口となるアンタルヤ空港の年間利用者数は3,500万人以上にもおよび、そのほとんどがバカンスに来る観光客。半端じゃないくらい人気なのです。そんなアンタルヤ空港へこの夏、ヒコーキ撮影のために訪れたので、撮影環境について簡単にご紹介しましょう!
観光客を乗せてやってくるホリデーエアラインを一網打尽にできる
膨大な数のエアラインが就航するアンタルヤ空港。「あんた誰?」「どこの会社ですか?」みたいな知らないエアラインがバンバンやって来ます。バカンスへ向かう旅客を輸送することを専門的に担うホリデーエアラインがヨーロッパでは盛んに運航されているうえ、夏のハイシーズンはどのエアラインも機材が不足するため、聞いたこともない航空会社からリースされた機体や、ハイブリッド塗装機などが、もうホントに飽きるほど飛んでくるのです。ちなみに、こうした夏のヨーロッパならではの機体については、チャーリィ古庄カメラマンの解説記事をぜひチェックしてみてください!
アンタルヤの撮影環境①:避暑のため&人目につかないためにレンタカーは必須
トルコでの飛行機撮影は禁止こそされていませんが、趣味として理解されていないのが実情。警察官や警備員などに見つかったり、とても親切な(笑)通りすがりの人に通報されたりしてしまうと、撮影をやめるように言われることが多いのです。
そのため、撮影中はなるべく人目につかないようにしたいところ。そういう意味でも、厳しい夏のアンタルヤの暑さを避ける意味でも、レンタカーは必須です。トルコは右側通行なうえ、日本と比べると運転はか・な・り荒いですが、アンタルヤ空港周辺に限って言えば道も広くそこまでカオスという感じではないため、日本の大都市で運転できる人なら問題はないと思います。
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2024年、ロシアのエアラインを撮れる数少ない場所
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