連載
伊豆諸島で唯一、羽田ANA路線を持つ 八丈島空港
【連載】ニッポンの空港
東京愛らんどシャトルの拠点
村営の場外離着陸場から1,200メートルの滑走路を有する八丈島空港となり1962年に開港。それから20年後の1982年には滑走路を1,800メートルに延長し（現在は2,000メートル）、伊豆諸島初のジェット化を実現した。就航路線はANAの羽田線と東京愛らんどシャトルの青ヶ島および御蔵島線。空港は両側を山に囲まれているため低い雲がかかりやすいうえに風の影響を受けやすく、着陸の難しい空港として知られている。
2002年に誕生した旅客ターミナルは出発と到着が同じフロアの単層方式だが、エプロンはターミナルの地上部分より低いため、1階に搭乗橋を設置した珍しい構造となっている。羽田線は毎日3往復設定されていて、全便ジェット機を使用（737もしくはA320）。エプロンの東端には同空港を運航拠点とする、東京愛らんどシャトルの格納庫が設置されている。
八丈島空港 DATAHAC/RJTH
標高：91.7m
面積：76ha
運用時間：8 :00-18:00
滑走路：RWY08/26（2000×45m）
着陸回数：2018年度 2,100回（国内2,100回） 2019年度 1,966回（国内1,966回） 2020年度 1,453回（国内1,453回）
乗降客数：2018年度 21万人（国内21万人）2019年度 20万6千人（国内20万6千人） 2020年度 9万7千人（国内9万7千人）
貨物取扱量：2018年度 868t （国内868t） 2019年度830t （国内830t）2020年度 431t （国内431t）
就航会社：ANA、東邦航空
ターミナルビル・貨物施設の管理：八丈島空港ターミナルビル
拠点を置く航空会社・組織：東邦航空
所在地：東京都八丈町
供用開始日：1962年5月1日（建設は1927年、海軍飛行場として）
種別：地方管理空港
設置管理者：東京都
※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。
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