連載
函館線・丘珠線が就航 奥尻空港
【連載】ニッポンの空港
文:村田尚之
2004年竣工の現ターミナル
北海道の南西部に位置する奥尻島の空港として1974年に開港。当初、滑走路は800メートルであったが、2006年には1,500メートルの新滑走路が完成した。旅客施設も長らく平屋だったが、2004年に送迎デッキを備える2階建ての新ターミナルビルが竣工している。
開港直後に離島路線を担うべく設立された日本近距離航空(NKA)が、DHC-6による函館線を開設。後に同社はエアーニッポン(ANK)に会社名を改めている。1994年、同路線はANKと北海道の共同出資によるエアー北海道(ADK)に移管されたが、2006年に廃止となり、同社も解散となった。その後、北海道エアシステムが函館線を継承、2021年には新たに週末・祝日運航の丘珠線を開設した。
奥尻空港 DATAOIR/RJEO
標高:49.1m
面積:54ha
運用時間:9:00-17:00
滑走路:RWY13/31(1500×45m)
着陸回数:2018年度 346回(国内346回) 2019年度 394回(国内394回) 2020年度 359回(国内359回)
乗降客数:2018年度 9千3百人(国内9千3百人) 2019年度 1万1千人(国内1万1千人) 2020年度 7千6百人(国内7千6百人)
貨物取扱量:2018年度 0t (国内0t) 2019年度 0t (国内0t) 2020年度 1t (国内1t)
就航会社:HAC
所在地:北海道奥尻郡奥尻町
供用開始日:1974年9月9日
種別:地方管理空港
設置管理者:北海道
※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。
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