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ミャクミャクJETがW1誘導路からテイクオフ! J-AIRが周遊チャーター「クイズ王伊沢さんからの挑戦状」を実施

J-AIRは4月14日、大阪・関西万博の開幕1年前を記念して、「JALミャクミャクJET」を使用した周遊チャーターを実施。離陸時には、普段使用されていないW1誘導路からRWY32Lにラインナップするレアな光景も見られた。

文:本誌編集部 写真:竹信大悟(特記以外)
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搭乗前、記念撮影を楽しむ搭乗客。ミャクミャクと万博のロゴが入った赤いTシャツが配られた。
搭乗前、記念撮影を楽しむ搭乗客。ミャクミャクと万博のロゴが入った赤いTシャツが配られた。

万博開幕1年前記念、クイズ王の伊沢拓司氏が同乗

 スポットで出発準備をする、J-AIRのエンブラエル190。2025年に開催される大阪・関西万博の公式キャラクターがあしらわれた特別塗装機、「JALミャクミャクJET(登録記号:JA252J)」であるという点を除けば、伊丹でよく見られる光景である。だが今回は、乗り込む乗客も赤い「ミャクミャク」のTシャツを着用した“特別装飾”だった。

 J-AIRは4月14日、伊丹空港を拠点に周遊チャーター企画「クイズ王伊沢さんからの挑戦状」を実施。大阪・関西万博の開幕まで残り1年となったことを記念するもので、同空港周辺10市に住む小学生とその保護者の中から、抽選で選ばれた人が参加した。

 チャーター便は伊丹空港を離陸後、瀬戸内海を通り大分の上空へ。復路は四国上空を縦断し、伊丹に戻った。フライトには東大発の知識集団、「QuizKnock(クイズノック)」を立ち上げた、万博のスペシャルサポーターでもある伊沢拓司氏が同乗。機内で万博にまつわるクイズ大会を開催したほか、出発前にはJAL執行役員・西日本支社長の宮坂 久美子氏や同社の空飛ぶクルマの担当者とともに、万博や空飛ぶクルマ、JALの取り組みを紹介するトークイベントも実施された。

出発前に伊丹空港で行われたトークイベント。ミャクミャクのほか、国連の恐竜キャラクター、フランキーもサプライズで駆けつけた。
出発前に伊丹空港で行われたトークイベント。ミャクミャクのほか、国連の恐竜キャラクター、フランキーもサプライズで駆けつけた。

離陸時は、W1誘導路からRWY32Lにラインナップ!

 そしてこの周遊チャーターでは、抽選に外れて乗れなかった人も楽しめる仕掛けが。通常、伊丹空港のRWY32Lから離陸する機体は、滑走路端から2番目にあたるW2誘導路からインターセクション・ディパーチャーを実施する。だがこの日は、そばにある撮影スポット「千里川土手」にいる人たちが少しでも近くから同機を見られるよう、滑走路端につながるW1誘導路から滑走路にラインナップ。見学していた人たちを喜ばせた。

 本サイトでも既報した通り、現在J-AIRでは「JALミャクミャクJETの写真を撮ってリポストキャンペーン」を開催中。同機の写真を撮影し、J-AIR公式Xの投稿を引用リポストすると、抽選で39名に「JALミャクミャクJETオリジナルファイル」がプレゼントされる。今回、その応募にぴったりな写真が撮れた方も多いはず。

 月刊エアラインでは4月30日発売の2024年6月号で、機内の様子とともにこの周遊チャーターの模様を詳報する。こちらもぜひチェックしてほしい。

W1誘導路からRWY32Lにラインナップする「JALミャクミャクJET」。千里川土手にいる見学者(手前)も間近で機体を見ることができた。奥のANA機が止まっている場所が、通常ラインナップ時に使用するW2誘導路。
W1誘導路からRWY32Lにラインナップする「JALミャクミャクJET」。千里川土手にいる見学者(手前)も間近で機体を見ることができた。奥のANA機が止まっている場所が、通常ラインナップ時に使用するW2誘導路。Photo: Fukazawa Akira
周遊チャーターの飛行ルート。往路は瀬戸内海を飛行し、大分上空で旋回。復路は四国上空を縦断した。
周遊チャーターの飛行ルート。往路は瀬戸内海を飛行し、大分上空で旋回。復路は四国上空を縦断した。Courtesy of Flightradar24.com
J-AIRは4月14日、大阪・関西万博の開幕1年前を記念して、「JALミャクミャクJET」を使用した周遊チャーターを実施。離陸時には、普段使用されていないW1誘導路からRWY32Lにラインナップするレアな光景も見られた。

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