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シンガポール航空、新機内エンタメ「クリスワールド」とスターリンク高速Wi-Fiを導入
シンガポール航空は、次世代機内エンターテインメントシステム「クリスワールド」とスターリンクによる高速接続サービスを導入すると発表した。4Kディスプレイや空間オーディオ、個人用Bluetoothヘッドフォン接続などを備え、2027年より順次展開する。
シンガポール航空は10月23日、次世代機内エンターテインメントシステム「クリスワールド」およびスターリンクの低軌道(LEO)衛星通信を活用した高速接続サービスを導入すると発表した。
2027年以降に運航を開始する改修済みのエアバスA350-900や新規導入予定のボーイング777-9などを対象に順次展開し、4K高解像度画面や空間オーディオ、刷新された操作画面を通じて機内環境の向上を図る。
次世代クリスワールドでは、臨場感ある映像と音響環境を提供する。ファーストクラスに32インチの4K高解像度タッチスクリーン、ビジネスクラスに最大22インチのディスプレイを配置するほか、ボーイング777-9ではプレミアムエコノミークラスに最大16インチ、エコノミークラスに最大13インチのスクリーンを搭載し、一部機材には有機ELスクリーンも導入する。
音響面では立体的な音場を作り出す空間オーディオ技術を採用した。ファーストクラスにはアクティブノイズキャンセリング機能を備えたBang & OlufsenのBluetoothワイヤレスヘッドフォン、ビジネスおよびプレミアムエコノミークラスにはアクティブノイズキャンセリングヘッドフォンを提供する。また、乗客自身のBluetooth対応ヘッドフォンをペアリングして利用することも可能となっている。
操作画面も一新し、検索・フィルター機能の強化や、画面の隅で動画を視聴しながら他のコンテンツを探せる「ミニプレイヤー」機能、サイドバーでの飛行情報表示、年齢に適したコンテンツのみを表示する「キッズモード」などを備える。
映画やドラマ、音楽など毎月更新されるコンテンツは2,500を超え、Apple TVやHBO Max、Paramount+などの人気作品や、ライブ中継チャンネルを取りそろえる。さらに、好みのシートポジションや照明設定の保存(上級クラス対象)、クリスフライヤーアカウントによる視聴途中の番組の引き継ぎや乗り継ぎ便情報の確認など、前後のフライトをつなぐ機能も盛り込んだ。
あわせて、機内での過ごし方を整える「ウェルネスプランナー」を新たに導入する。睡眠や瞑想用トラック、呼吸法エクササイズ、座席でできるストレッチ動画などを提供するほか、上級クラスでの最適なシート角度や照明の提案、全客室を対象とした推奨飲料の案内を行う。電源面では、ボーイング777-9や改修済みのA350にUSB-Cポートを設置し、ファーストクラスおよびビジネスクラスにはワイヤレス充電パッドも配備する。
高速接続サービスには米スペースXの「スターリンク」を採用し、2027年初頭からエアバスA380、A350-900型機(長距離仕様およびULR仕様)へ順次導入する。スイート、ファースト、ビジネスクラスの搭乗客やPPSクラブ会員、プレミアムエコノミーおよびエコノミークラスのクリスフライヤー会員向けに無制限の無料Wi-Fiを提供する。
なお、本取り組みは次世代長距離キャビンプロダクトや機内食・飲料の刷新などと並ぶ包括的な旅行体験向上策の一環であり、全体像は2026年11月にシンガポールで公開される予定だ。
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