指定されたボルトにワイヤーをかける競技。振動や加重で起こるボルトの緩みを防ぐためのワイヤーを、向きや張り具合に注意し、規定の“より数”でかけていく。
コンテストの開会式に整列した13チーム39名の参加者。仲間と手を取り合い、8つの競技に挑んでいく。
仲間との息が合わないとうまくいかない、リベットの取り付け競技。使用する道具を選択するところから始めるため、審査員がヒントを与えるなどの支援をしていた。
2本の電線をハンダでつなげる競技。溶かして使うハンダの量が多すぎても少なすぎても問題となる、技術を要する作業のひとつだ。
シークレット競技では箱に開いた細長い穴からカメラを入れて、中にあるエンジンブレードの傷を見つける。機器の扱い方など、指導員の説明を受けながら実践した。
小さな金属製の球をピンセットで部品内に入れる競技。ボーイング767の逆噴射装置で実際に使用されている部品を使っている。
優勝した、国際航空専門学校のメンバーたち。同校は男性3名と女性3名の2チームでコンテストに挑み、女性チームが優勝の栄冠に輝いた。
敢闘賞は、中日本航空専門学校が獲得。優勝の国際航空専門学校と同じく、実力を出し切れていなかったと話しており、次回の優勝が期待される。
閉会のあいさつに登壇した、日本航空技術協会の北田会長。長時間にわたり熱い戦いを繰り広げた参加者をたたえた。
コンテストを終え、安堵の表情を見せる参加者たち。航空機整備の未来を担う若き精鋭だ。
TOPニュース羽田空港で3回目の「航空機整備技能コンテスト」。今年はエアライン3社と専門学校6校が参加し、技量を競う