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キャセイパシフィック航空、「アリア・スイート」&新プレミアムエコノミークラスを国内初展示
キャセイパシフィック航空は、11月6日から8日までの3日間、東京・虎ノ門ヒルズにて新シート体験イベントを開催中。ボーイング777-300ERに導入が進む新ビジネスクラス「Aria Suite」とプレミアムエコノミークラスの実機仕様を公開した。 同社は2024年より機内プロダクトの全面刷新を目的とした改修プログラムを開始し、改修機材は「77J」として国際線に順次投入。2026年1月からは羽田線にも導入される予定となっている。
新キャビンの快適性を訴求、都内で体験型イベント実施中
香港を拠点に路線展開するキャセイパシフィック航空は、11月6日から8日の3日間、ビジネスクラス「アリア・スイート」とプレミアムエコノミークラスのシート体験イベントを、虎ノ門ヒルズで開催している。
アリア・スイートは、ボーイング777-300ERに導入を進めている最新のビジネスクラスで、キャセイでは初となる扉を備えた完全個室型のシート。1-2-1配列のリバースヘリンボーン式を採用し、45席を配置した。個人用モニターは24インチの4Kウルトラハイビジョンスクリーンで、Bluetooth接続にも対応している。給電設備は、ユニバーサル仕様のAC電源とUSB-A/C端子に加え、ワイヤレス充電機能も搭載。シートまわりの収納スペースも複数用意した。
プレミアムエコノミークラスは、2-4-2の配列で48席を配置。ヘッドレストの横には大型のウイングを装備し、プライバシーの向上に寄与している。個人用モニターは15.6インチで、アリア・スイートのものとともに、キャセイの同クラスとしては最大サイズの画面になっている。
一般公開に先がけ、キャセイパシフィック航空北東アジア地区総支配人のネルソン・チン氏が登壇。新シートについて「現代的でラグジュアリーな旅というキャセイのビジョンを体現するもの。機内に足を踏み入れた瞬間から、より上質な旅の始まりを感じていただける」と紹介。「ぜひ新しいシートの快適さを存分にご体験ください」と呼びかけた。
「77J」仕様、国際線で順次展開
キャセイは、機内プロダクトの全面刷新を目的に、2024年からボーイング777-300ERの改修プログラムを開始。新キャビンを搭載した機材は、エコノミークラス268席を合わせた361席仕様で、座席配置パターンが4種類ある777-300のなかで「77J」のタイプが該当する。同社サイトの予約画面では、対象便に「Aria Suite」のマークも併記されている。
現在は、ロンドン、フランクフルト、シドニー、メルボルン、バンクーバーに加え、新千歳にも「77J」が就航。2026年1月からの定期運航を予定している羽田線は、1日2往復4便のうち、香港を8時55分に出発して13時45分に到着するCX548便と、その折り返しとなる16時羽田発、20時15分香港着のCX549便に投入される。
Photo:CATHAY PACIFIC
Photo:Murata Takayuki
イベント概要
日時:2025年11月7日(金)12:00~20:00/8日(土)11:00~19:00
※各日終了20分前を目途に受付終了予定
会場: 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー ステーションアトリウム B2F
(東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」A2出口直結)
料金:無料
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