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ニューギニア航空、エアバスA220-300の初号機を受領。パプアニューギニアの独立50周年記念塗装
A220-100×8機とA220-300×3機の計11機のエアバスA220ファミリーを導入予定のニューギニア航空。その初号機を受領すると同時に、エアバスのメンテナンスプログラム「フライト・アワー・サービス(FHS)」の契約も締結した。

ニューギニア航空は9月11日、エアバスA220-300の初号機を受領。同15日に拠点であるポートモレスビーのジャクソン国際空港に到着し、歓迎セレモニーが行なわれた。また同時に、導入するA220の全11機について、エアバスと「フライト・アワー・サービス(FHS)」の契約を締結している。
ニューギニア航空はパプアニューギニアの国営航空会社。ボーイング737や767、フォッカー70/100、ボンバルディアDHC-8-400などを使用し、国内線のほか、オーストラリアや香港、マニラなどの国際線にも就航する。パンデミック以降は運休しているが、かつては成田空港にも乗り入れていた。
同社は2023年に、A220ファミリーの短胴モデルであるA220-100を6機発注。2025年6月には2機を追加発注すると同時に、長胴モデルのA220-300×3機のリース契約を、アメリカの航空機リース会社アゾーラと締結していた。今回デリバリーされた初号機はA220-300のうちの1機で、パプアニューギニアの独立50周年を記念した特別塗装機。胴体前部に大きく「50」のロゴが入る。
また初号機の歓迎セレモニーの場で、ニューギニア航空はエアバスと「フライト・アワー・サービス(FHS)」の契約を締結。対象は導入予定のA220の全11機だ。FHSは飛行時間に応じたコストを支払うことで、交換部品の在庫補充や共同在庫の利用、修理サポートなどを受けることができるもの。整備にかかるコストを予測しやすくすると同時に、部品の調達待ちなどにより整備期間が必要以上に伸びてしまうことを防ぐことが可能だ。
