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降雪や雨天でも航空機のプッシュバックを安全に。除雪支援システム「SRSS」を活用する実証実験を開始
新千歳空港にて、高精度3次元地図データを応用した除雪支援システム「SRSS」を航空機のプッシュバック時のガイダンスに活用する実証実験を開始した。
文:本誌編集部

JALグランドサービスとダイナミックマッププラットフォームAxyzは、新千歳空港にて、高精度3次元地図データを応用したAxyzの除雪支援システム「SRSS」を、航空機のプッシュバック時のガイダンスに活用する実証実験を開始した。実証実験は2026年1月21日まで行なわれる。
航空機のプッシュバックの際に、特に降雪や雨天などの視界不良時は航空機が通るべきルートの視認が難しくなるため、この度の実証実験によって改善が試みられた。Axyzが提供する除雪支援システム「SRSS」は、路肩縁や道路上の建造物など雪で埋まった道路の情報が収載される高精度3次元地図データに、除雪車の高精度自己位置情報を投影することでガイダンスを行なうものだ。
本実証実験では、SRSSを除雪ではなく、トーイングカーによるプッシュバック時のガイダンスに使用する。対象エリア内の高精度3次元地図データを作製し、SRSS上のマップを参考に運転することで安全に作業を行なえるかの検証を行なう。
