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JAL、ダイヤ工業と共同開発したサポートベルトを運用開始。搭乗客の座位姿勢をサポート

身体が不自由な人や、病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難な人が、飛行機を利用しやすくなる。

文:本誌編集部
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サポートベルトの機内での使用イメージ。

 JALは、医療用品メーカーのダイヤ工業と共同で、体幹を保つことが難しい搭乗客の座位姿勢をサポートするベルトを共同開発し、運用開始した。

 導入されたのは、座席のシートベルトを着用した状態で、上半身を座席に固定するための座位補助ベルト。身体が不自由な人や病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難で、補助が必要な搭乗客を対象としている。

 ベルトは2種類あり、このうち「ベストタイプ」はベストのように着用して前面(胸側)にあるバックルを締めた後、ベルトを座席の後ろで交差させ、前面で面ファスナーをとめる。腕を通すことが難しい場合、左右を片方ずつ着用することも可能だ。もう一方の「ベルトタイプ」は一本の帯状で、面ファスナーをとめるだけで装着が完了。姿勢に合わせて、脚や腹部、胸部などの固定に使うことができる。

 JALでは、ベストタイプとベルトタイプを各55個、計110個導入。利用するためには、フライト出発時刻の96時間前までに申し出るが必要となる。

ベストタイプの表面(左)と裏面(右)。
身体が不自由な人や、病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難な人が、飛行機を利用しやすくなる。

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