5月23日朝の「セントレア国産SAF供給開始記念セレモニー」。DHLフルカラーをまとうエアホンコンのA330F(B-LDS)をバックに、関係者たちが記念撮影に臨んだ。セントレアのマスコットキャラクター「なぞの旅人 フー」もSAF製造に役立つエビフライを手にしている。
DHL定期貨物便のボーイング777Fに供給されるSAF混合の航空燃料。年間契約の720万リットルは、DHLが北米ハブを置くオハイオ州シンシナティ=名古屋間の185便分に相当するという。
DHLジャパンのトニー カーン社長。「DHLグループは継続的にSAFなどの代替燃料への投資を行なっており、その過程で得た知見は、『セントレアを起点としたSAFサプライチェーン』の参画にも大いに活かされると確信しています。単に持続可能な燃料調達にとどまらず、地域と連携し、航空輸送における温室効果ガス排出の削減に向けて、実効性ある変革を推進していきます」
中部国際空港の犬塚 力 社長。「セントレアで初供給となる国産SAFが、この度、DHL貨物機に搭載されたことを心より嬉しく思います。今後も持続可能な航空・物流インフラとして、多様なステークホルダーの皆様と連携しながら、環境と地域に貢献する空港運営を目指していきます」
地域連携プロジェクトとして愛知県の大村秀章 知事ほか空港周辺自治体からも代表者がセレモニーに参加した。
地域連携プロジェクト『セントレアを起点としたSAFサプライチェーン』のサイクル。セントレアから空港周辺自治体への呼びかけによる廃食用油の回収、SAFの製造、空港での供給、SAFを使用した低炭素輸送までを一貫して完結する循環型の取り組みだ。
TOPニュースDHL定期貨物便における国産SAF使用、セントレア発着路線でスタート!