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シンガポール線に就航したJALのエアバスA350-1000、羽田空港で4機が並んだ!

2月12日から、羽田=シンガポール線へのエアバスA350-1000投入を開始したJAL。その初便は、ダラス・フォートワース、ニューヨーク、ロンドンへと飛ぶ同型機たちと隣同士のスポットから出発した。

文:本誌編集部 写真:JAL
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初のアジア路線として、1日1往復投入

 JALは2月12日、エアバスA350-1000の羽田=シンガポール線への投入を開始した。

 3月29日までの期間限定となるシンガポール線への投入は、これまでニューヨーク、ダラス・フォートワース、そしてロンドンと、欧米への長距離路線での運航に限られたA350-1000にとって、初のアジア路線だ。JALの同型機といえば、ファーストやビジネスクラスが個室型になるなど、導入に合わせて一新されたキャビンが特徴。そのプロダクトを、飛行時間7時間前後という比較的気軽に搭乗できる路線で体験できるようになった。

シンガポール線への投入初便は初号機のJA01WJ(手前)が担当。先に出発したダラス・フォートワース行きの2号機(JA02WJ)とともに。

 A350-1000は午前に羽田を出発し、夕方にシンガポールに到着するJL37便、並びに深夜にシンガポールを発ち、翌早朝に羽田に到着するJL36便の1往復に投入。これまではボーイング777-300ERで運航されてきた便だ。

コクピットの窓には、シンガポールへの初便であることを知らせるパネルが掲示された。

出発時にはA350-1000の4機並びが実現! 離陸はRWY16Rから

 また、初便となった2月12日のJL37便出発前には、近接する時間帯に出発するA350-1000運航便が隣同士のスポットに並べられ、羽田空港第3ターミナル本館前の111〜114番スポットがA350-1000で埋め尽くされる形に。

●111番スポット:ダラス・フォートワース行き/JL012便(10時55分発・登録記号JA02WJ)
●112番スポット:ニューヨーク(JFK)行き/JL006便(11時05分発・JA09WJ)
●113番スポット:シンガポール行き/JL037(10時55分発・JA01WJ)
●114番スポット:ロンドン・ヒースロー行き/JL043便(09時50分発・JA04WJ)

JALのフラッグシップが4機並ぶ、圧巻の光景。

 シンガポールへの投入初便に充てられたのは、初号機であるJA01WJ。全239ある座席に対しほぼ満席となる235人の乗客と、乗務員15人を乗せ、11時11分に出発した。

 離陸は11時25分、A滑走路RWY16Rから。そう、主にRWY16Lまたは34Rを使用する欧米路線とは異なり、シンガポール行きのフライトは基本的に南風時はRWY16R、北風時はRWY05からの離陸になる。撮影する人にとっても、これまでにないアングルからJAL A350-1000を狙えるチャンスが訪れたのだ。

 3月29日までの期間限定の投入。乗るにしても撮るにしても、この貴重な機会をぜひ満喫したい。

11時11分に113番スポットを出発し、ヘディング・ノースでプッシュバック。
スタッフに見送られ、RWY16Rへとタキシングを開始した。
2月12日から、羽田=シンガポール線へのエアバスA350-1000投入を開始したJAL。その初便は、ダラス・フォートワース、ニューヨーク、ロンドンへと飛ぶ同型機たちと隣同士のスポットから出発した。

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