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【エコノミークラスで体感!】スターラックス航空の快進撃! 福岡・熊本・仙台=台北線をA330neoに大型化
国内9都市へと乗り入れ、そのラグジュアリーなサービスでここ日本でも着実に存在感を高めているスターラックス航空。10月27日からA330-900(A330neo)へと機材を大型化した福岡・熊本・仙台線は、その勢いを物語る代表的な事例だ。取材班は初日の仙台線で体感した!
日本からも、台湾からも、ともに人気のデスティネーション
2020年12月に初めて日本乗り入れを果たして以来、積極的な路線展開で現在、北海道から沖縄まで全国9路線に乗り入れる台湾のスターラックス航空。まだまだ若いエアラインだが、そのハイクオリティなサービスと洗練されたイメージから着実に存在感を磨き、台湾へと向かう日本人旅行者たちの注目度が高まっている。
日本人にとって最も身近な海外旅行先のひとつである台湾。もちろん台湾の人たちにとっても日本は身近な旅行先であり、そうした双方向の需要がスピード感あふれる路線展開へと繋がっていることは言うまでもない。
機材は大需要を誇る成田・関西線にA350-900(ファーストクラス装備の4クラス306席)とA330-900(2クラス297席)を、新千歳線にA330-900を、このほか那覇・福岡・熊本・中部・仙台・函館線にA321neo(2クラス188席)を投入してきたが、10月27日からはこのうち福岡・熊本・仙台の3路線をA330-900へとサイズアップして、輸送力を強化した。
都市の規模感としても、また台湾からのニーズに応える旅行先としても存在感のある福岡と仙台。また熊本は近ごろ台湾企業とのビジネス面での結びつきが強くなっていることでも注目される就航地だ。
競合ひしめく台湾路線で、選びたくなるラグジュアリー
これら3路線の機材が拡大した初日の10月27日、台北発仙台行きのJX862便に搭乗した。詳しいレポートは月刊エアラインの11月30日発売号(2025年1月号)でお届けする予定だが、これから東北の温泉地でも巡るのだろうか、日本へのツアー客など多くの台湾からの旅行者でA330-900の機内は満席。
台北=仙台線はスターラックス航空とエバー航空、さらにLCCのタイガーエア台湾が参入するトリプルトラック路線で、このうちスターラックス航空とエバー航空の2社の冬スケジュールで、ワイドボディ機のA330が乗り入れることになった。
日本からの海外旅行シーンはコロナ禍を終えてなおまだ本調子とは言えず、昨今の円安や物価高を受けて欧米など遠方へ向かうことへの予算面あるいは心理的なハードルは高い。一方で、気軽に飛べる台湾旅行は日本各地からの需要も堅調に回復、あるいは増加することが期待できる。また、機材の大型化は修学旅行など団体旅行の受け皿としても歓迎されるはずだ。
競合ひしめく日本=台湾間の路線にあって、スターラックス航空を選択する意味。
それはやはり、高品質なサービスクオリティにある。その創業時のコンセプトはスターラックス航空の社名「LUX=ラグジュアリー」にも現れているが、単にイメージ戦略だけのものではないことは、シートに、機内食に、そして客室乗務員のもてなしに、運航開始から4年にして早くも体現されていると強く感じた。もちろん、そのことはエコノミークラスであっても例外ではない。
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