特集/本誌より

石垣島&西表島旅行でANAのサービスを使いまくってみた

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宿泊費をマイルで払い、さらに特典も

 さて、今回の石垣・八重山ツアーは2泊3日で、2泊はそれぞれ別のホテルを利用して、異なる体験をする内容であった。

 ここで登場するANAのサービスは? というと、宿泊する2つのホテルは2024年12月から提供されている国内ホテルを対象とした全額マイル払いプランの対象ホテルなのである。その名のとおり宿泊費をANAマイルで払えるもので、スカイコインに換える必要はない。“旅行”の観点で言えば、特典航空券と合わせて検討したい有力なマイルの使い道だろう。

 さらに、全額マイル払いプランにはホテルの特典が付随していることもある。今回宿泊したホテルはいずれもこうした特典付きのホテルだった。

 初日の夜に宿泊したのは、「石垣島ビーチホテルサンシャイン」。市街中心部からはやや西の外れ、前面に海、周囲は森林と自然に囲まれた立地の同ホテル。館内には展望露天風呂やインフィニティプールもあり、広い空の下、静かな時間を過ごせるホテルだった。

 この日は天候が少々不安定で叶わなかったのだが、天気がよく、訪問時期が合えば、日本では見られる場所が限られる南半球の天体……例えば南十字星やカノープスなどを、じっくり見ることができる。そうした観測会も行なわれているし、客室も、まさにそうした南半球の天体を観望できる南向きのオーシャンビューだ。

 石垣島ビーチホテルサンシャインにANAの全額マイル払いプランで宿泊する場合、レセプションの隣にあるラウンジでのワンドリンクサービスを受けられる。特にこれから暑くなる時期でもあり、ホテル到着後に好きな1杯を飲めるのはうれしい。さらにおまけでフェイスマスクもプレゼントしていただいた。

石垣島ビーチホテルサンシャインのエントランス。
レセプションの隣にあるラウンジで、マイル全額払いプランの特典であるワンドリンクをいただける。
併せてフェイスマスクもいただいた。
インフィニティプールもあるので、空が青ければANAのトリトンブルーとはまた違った青のグラデーションを楽しめたのだろう。奥には竹富島や小浜島も見える。
客室はもちろんオーシャンビュー。
ベッドも海に向いて設置されており、部屋でただただ横になって過ごすのも落ち着けそうだ。

 2日目の夜は、石垣島南東にある「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」だ。従来からある「コーラルウィング」、「オーシャンウィング」に加えて、2020年7月に「ベイウィング」2棟、「クラブインターコンチネンタル」1棟を新規開業。従来の255室に新棟の203室を加えて、規模を拡大している。さらに、2023年7月にはコーラルウィング内に二段ベッドを設けた客室を新設するなどのリニューアルを施した。COVID-19のパンデミック前にしか訪れたことがない人はもちろん、客室バリエーションが増えているのもリピートの理由になるだろう。

 今回はベイウィングに宿泊したが、目の前に広がるプールとその奥の海。やや東向きの部屋だったこともあり、(日の出は見逃してしまったのだが)朝日が差し込むように水平線に浮かぶ様子が印象的。もちろん客室もリゾートらしく、開放感のある作りで、くつろげるスペースも多い。出発前日の夜を、ゆっくりと過ごすことができた。

 さて、このホテルのANAマイル全額マイル払いプランには、館内利用券3,000円が付随していた。館内のレストランでの食事、ラウンジでの飲食やお土産物の販売など、ファシリティが充実したリゾートホテルだけに3,000円のクーポンはシンプルにうれしい。到着が2日目の夕方ということで、ちょっとだけ甘い物が恋しくなり、ラウンジでスイーツをいただいたのだが、これがまた絶品であったことは言うまでもない。

2020年に開業したANAインターコンチネンタル石垣リゾート ベイウィングのエントランス。
ベイウィングのラウンジ。広々としており、お土産物も購入できる。
マイル全額払いプランの特典は館内利用券3,000円分。せっかくなので軽くスイーツをいただいた。
ベイウィングにはプールも用意されるほか、海の方へ歩くと「マエサトビーチ」が広がっている。
ベイウィングの客室。スペースに余裕のある部屋がうれしい。
客室からの眺め。

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