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福岡到着時には、もう辺りは真っ暗だった。ソウルから1時間程度の短いフライトではあったが、ビジネスクラスらしさをしっかりと体感した充実の時間だった。
ティーウェイ航空は仁川国際空港第1ターミナルを使用。LCCはサテライトゲートを使用することも多いが、この日は本館側48番ゲートから出発。
ビジネスクラスの乗客にはしっかりと優先搭乗が用意されている。しかし、ビジネスクラスの乗客でも優先搭乗を利用する人は少なく、筆者が一番乗りで搭乗。
仁川国際空港の第1ターミナル本館から出発する際は、このようにフロア1階分、降りてから機体に搭乗するスタイルなのだが、このときの景色が美しい。
ビジネスクラスは機内最前方に2-2-2の配列で3列、全18席が配置されている。
シートは大韓航空時代そのままだが、ヘッドレストカバーはしっかりとティーウェイ航空の仕様だ。
このような短距離路線においてもビジネスクラスの乗客にはブランケットとスリッパ、飲料水が用意されており、ビジネスクラスの利点を感じられる。
シートはフルフラットで、足元の広さも十分。ぜひ次回は長距離便で体感したいところ。座席横には充電用のUSBポートも配置されている。昨今のモバイルバッテリーの持ち込み制限強化もあり、ケーブルがあれば充電できる装備が用意されていることは安心材料だ。
ビジネスクラスのサービスを解説した専用冊子も用意されている。
仁川発、福岡行きTW295便は18時10分発とあって、暮れゆく空を眺めながらのフライト。外の景色をゆったり楽しむほどのフライトタイムではないが、美しい夕暮れにはうっとりする。
座席のリクライニングも肘掛のボタンで操作可能。一世代前の雰囲気を感じるが、FSCとの価格差を考えると十分過ぎる設備だ。
軽食として提供されたOSULLOCのプレミアム抹茶ワッフルとアイスコーヒー。スリーブには、欧州進出をアピールする「T’WAY TO EUROPE」の文字が。