特集/本誌より
大韓航空の最新機材、エアバスA350-900で関西国際空港からソウルへ!
双発ワイドボディ機としては昨年夏に就航した787-10もいまだ注目度が高い大韓航空だが、さらに、新たに最新のワイドボディ機材としてA350-900がソウル=関西線および福岡線でデビュー。さっそくその実力を体感するべく、関西線の往復でエコノミークラス、そしてプレステージクラスに乗り込んだ!
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新時代の大韓航空を象徴する、2クラス311席仕様でデビューしたHL8597とHL8598
2025年1月27日、大韓航空は新型ワイドボディ機であるエアバスA350-900の営業運航を開始した。
営業初便に選ばれたのはソウル(仁川)発、関西行きのKE723便で、これまで787-9やA330-300が投入されてきたフライトだ。大韓航空ではA350-900を6機、A350-1000を27機発注しており、以前からA350シリーズの導入計画は存在していたが、今回導入されたHL8597とHL8598は元々アシアナ航空が発注していた機体で、昨年12月12日をもって大韓航空によるアシアナ航空の子会社化が完了したことで、このほど大韓航空へと引き渡された。
客室は2クラス構成で、ビジネスクラス(プレステージクラス)28席、エコノミークラス283席の計311席を有する。アシアナ航空向けに製造された機体ということもあり、ビジネスクラスのシートは787-10に搭載されている「プレステージスイート2.0」とは異なる点もファンにとっては興味深いところだろう。
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787-10の個室型とは違えど、長距離機材らしい快適性を堪能する2時間
月刊エアラインでは、就航初便の翌日(1月28日)と翌々日(同29日)に関西=ソウルを往復するフライト取材を早速実施する機会を得て、まずは関西発ソウル行きKE724便でエコノミークラスを、その翌朝のソウル発関西行きKE723便ではプレステージクラスに搭乗して取材を行なった。
エコノミークラスはシートピッチや足元に余裕が感じられる広さが魅力的で、将来的に投入される長距離路線でも快適に過ごせることを確信した。もちろんビジネスクラスにおいても快適性は折り紙つきで、確かに787-10の「プレステージスイート2.0」のようなドアを備えた個室型キャビンではないものの、スタッガードのシート配列によりプライベート性がしっかり確保され、パーソナルスペースも十分に確保された空間となっている。
現在、A350-900はソウル(仁川)発着の関西線、福岡線の2路線のみで運航されている。最新鋭機のフライトの詳細は2月28日発売の月刊エアライン4月号にてたっぷりとお届けする予定だ。乞うご期待!
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大韓航空 A350-900投入便(2025年2月5日現在)
【関西線(1日2往復)】
KE723:ソウル(仁川)8時50分→関西10時35分
KE724:関西11時55分→ソウル(仁川)14時00分
KE725:ソウル(仁川)15時20分→関西17時10分
KE726:関西18時25分→ソウル(仁川)20時30分
【福岡線(1日1往復)】
KE789:ソウル(仁川)13時10分→福岡14時40分
KE790:福岡15時50分→ソウル(仁川)17時20分
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