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Photo:Murata Takayuki
個室内はゆったりしている。アームレストを下げるとベッドとして使える空間がいっそう拡大し、ドアを閉めると空飛ぶベッドルームに。成田から香港までの飛行時間は瞬く間に過ぎ去る。
Photo:Murata Takayuki
背が高めのコクーン状のコンパートメントに囲まれたシートは、ドアを開けた状態でもプライベートな感覚が十分に保てる。中央列の座席の間のパーティションは可動式で、個室にすることも、隣席とスペースを共有することも可能だ。サイドテーブルの上には、スマートフォンなどのデバイスを置くだけで充電できるワイヤレス高速充電ポートを装備。USB-Aポート、USB-Cポート、AC電源も配した。
個人用モニターはクラス最大級の24インチで4K対応。シートの操作や照明の調整、各化粧室の空き状況の確認などもこのモニターから行なえる。
ドアを付けてプライバシー性を大きく向上させた「アリア・スイート」は全45席。ラグジュアリーなデザインの中にも自宅に帰ったような温かみを感じさせるくつろぎの空間だ。
ミールサービスの最後に登場するワゴンには、チーズ盛り合わせやフレッシュフルーツ、ハーゲンダッツのアイスなどが。香港への短距離路線でもワゴンサービスが楽しめるのは、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスならでは。
777-300ER新仕様機ではプレミアム・エコノミーとエコノミークラスのプロダクトも刷新された。こちらはプレミアム・エコノミーで、座席配列は従来と同じ2-4-2の横8席だが、座席数は約1.5倍の48席に増加。シートをリクライニングしてレッグレストを上げ、革製のパッド付きのフットレストに足を乗せると、頭からつま先までゆっくり伸ばせる。
Photo:Murata Takayuki
革製のヘッドレストはウイング付き。仮眠のときもこの小さな翼が頭部をサポートしてくれ、プライバシー性も向上する。パーソナル読書灯も内蔵。
Photo:Murata Takayuki