特集/本誌より
念願の「プレステージ・スイート2.0」を体感! 大韓航空のボーイング787-10で成田からソウルへ
7月25日、ソウル(仁川)=成田線でデビューした、大韓航空のボーイング787-10。個室型にアップグレードされたビジネスクラスなど、進化したキャビンの模様などは就航当初にレポートした。その時、本誌の搭乗ルポを担当した村田カメラマンを、成田で指を咥えながら見送った筆者。だが先日の韓国旅行の際、ついに自らも搭乗する機会を得た!
目次
選択肢が豊富なソウル線、悩んだ末に選んだ704便
とある別の旅行から繋がっていたビジネスクラス・チケットの最終区間、東京→ソウル。大韓航空だけでも羽田→金浦が3便、羽田→仁川が1便、成田→仁川が4便の3路線計8便もフライトの選択肢がある路線だけに、便の選択には迷った。
そんな数あるフライトから選んだのは、午後に成田→仁川間を飛ぶKE704便。その決め手は投入される機材の面白さに尽きる。機材変更が比較的多い便で、例えば筆者が搭乗した10月にはボーイング787やエアバスA330-300などの中型機から、ボーイング747-8やエアバスA380などの大型機まで、連日異なる機材が投入されていた。筆者のフライトも予約時点では日韓線でお馴染みのボーイング787-9だったが、数日後に機材変更の連絡が。チェックイン時のお楽しみにするため、あえて変更後の機材は見ずに当日を迎えた。
迎えた当日、まだ知らぬ搭乗機にワクワクしながら空港へ
そしてやってきた、成田空港第1ターミナル・北ウイング。大韓航空が使用するDカウンター横の自動チェックイン機で、ついに搭乗機が判明する。十何年ぶりかというジャンボ搭乗か、はたまた縁がなくまだ乗れていないA380か…。
その答えは、特徴的なシートマップを見てすぐにわかった。ボーイング787-10。「787って確かに快適だけど、ありがちな機材じゃ…」と思うかもしれないが、大韓航空の787-10は特別だ。先ほど”特徴的なシートマップ”と言った通り、ビジネスクラスである「プレステージクラス」は横1-2-1のわずか4席のみという贅沢な配列。そう、大韓航空が誇る最新の個室型シート「プレステージ・スイート2.0」を搭載しているのだ。特に筆者は搭乗の2か月ほど前、まさしくここ成田空港で同機を取材していただけに、いつか乗れる日を楽しみにしていた。
さて、保安検査と出国手続きを済ませ、向かった先は25・26番ゲートの間にある大韓航空ラウンジ(KALラウンジ)。床から天井まで広がる大きな窓からA滑走路を行く機体を眺められる絶好のロケーションにあるこの場所で、搭乗までゆっくり過ごした。
いざ、2か月ぶりに787-10の機内へ!
搭乗時間が近づいたので、ラウンジのすぐ横にある26番ゲートへ。ボーディングも(子供連れやお手伝いが必要な方に続いて)プレステージクラスが最優先なので、真っ先に機内へ入ることができる。
客室乗務員に案内されて自席へ座ると、早速そのプライベート感に驚かされる。続々と他の乗客が搭乗してバタバタする機内だが、パーティションのおかげで視界が遮られ、気にならない。
反対に視界に入ってくるのは、前方のパーティションを埋め尽くす大きな4Kモニター。サイドテーブルに置かれたノイズキャンセリングヘッドフォンをつければ、ウェルカムドリンクを片手に早速自分の世界へと入り込める。
広さだけじゃない、「プレステージ・スイート2.0」の充実の設備
ここで、シートのほかの設備も簡単に紹介しておこう。従来の「プレステージ・スイート」が窓側2列だったのに対し、1列となった「プレステージ・スイート2.0」。横幅が広がったことでできた空間には、大きなサイドテーブルを備える。さらにその上部には扉で閉じることができる収納スペースまで。長距離フライトで手元に置いておきたい化粧品やメガネなどを入れておくのに十分な大きさだ。
大型のモニターがあるとはいえ、やはりパーソナルデバイスも使いたい。その充電オプションはといえば、サイドテーブルの上部にワイヤレス充電器、その突起の下に隠れるようにUSB-Cポート×2、さらに足元にはユニバーサル電源まで、豊富なオプションを備える。
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上空で「プレステージ・スイート2.0」&韓国グルメを堪能!
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