フィンエアーのビジネスクラス「AirLounge」の寝心地
先日、フィンエアーの背もたれがリクライニングしないビジネスクラスシート、
「AirLounge」のインプレションをアップしましたが、
従来の航空機シートとは異なる構造だけに、”ベッドポジション時はどうか?” という質問をいただきました。
そこで今日は「AirLounge」の寝心地について書きたいと思います。
Simple is Bestなフルフラットベッド
最近のビジネスクラスシートは、高機能化とともに操作ボタンが多くなってしまい、一見しただけではどこを押せばいいのかわからないということもたまにありますが、「AirLounge」のベッドポジションは、ボタンひとつ、電動で操作できるレッグレストを座面と同じ高さまで引き上げれば、基本完成です。とても簡単なので迷うことはないと思います。
ただ、“完全なベッド”にするにはもう一手間必要です。引き上げたレッグレストは若干短く、オットマンとの間には隙間があるので、ここを埋める必要があります。この部分は、オットマンの下に座面と同じ素材で作られたクッションが格納されているので、これを引き上げることで完全なベッドになります。ちなみにこちらの隙間、正直なところあまり気にならない小さなものなので、実際のフライトでは引き上げずにくつろいでいる方も少なくありませんでした。
寝る時も自由!寝返りも楽にできる快適さ
さて、肝心なベッドの寝心地について。
一般的なビジネスクラスシートでは、リクライニングした背もたれもベッドの一部になるので、どうしても座っている時の延長線上で頭から背中にかけてホールドされる感覚がありますが、「AirLounge」は座面と引き出したレッグレスト、そしてオットマンがいわゆるマットレスの部分になるので凹凸がありません。また専用のベッドパッドも用意されており、これを敷くとさらに寝心地は良くなります。自宅やホテルのベッドと同じような感覚で休むことができました。
またトップにある写真を見てもらうとわかりやすいと思いますが、広い座席幅が寝る時も効果を発揮し、肩幅の部分が広いので、寝返りも楽に打つことができます。マリメッコデザインの毛布と枕もスタイリッシュです。
こちらのフィンエアーのフライトの模様は、7月末発売予定の『航空旅行』のほか、AIRLINE webでは、あともう一本、帰国時に利用した”サウナがあるラウンジ”についても書きたいと思っています。引き続きお楽しみいただければ幸いです。
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