快適なフライトは、やっぱりCAさんのおかげ
新しく快適なシートや機内食などももちろん大切ですが、フライトの心地よさを決めるのは、やはり“人”。
先日、ANA便でサンフランシスコを訪れ、
当たり前だと思っている快適さは、当たり前ではないのだと改めて気づかされました。
日系エアラインが心地よいと思う理由
空の旅で、JALやANAといった日系エアラインのサービスに安心感を覚える方は多いでしょう。それは「日本語が通じる」ということはもちろんですが、日本人同士が自然と共有する国民性――礼儀正しさ、勤勉さ、協調性、思いやり、そして謙虚さ――が、機内という非日常空間でも心地よく作用しているからだと思います。これは外資系エアラインを否定しているわけでは決してなく、同じ文化的背景だからこその「通じ合う安心感」がある、という意味です。
実は、筆者は『航空旅行』と並行して、航空業界の就職情報誌「エアステージ」も担当しています。先日はその取材でサンフランシスコ線に乗務するANAの新人CA、辰巳さんの、成田空港に出社するところから現地到着まで密着してきました。機内サービスの手際の良さなどはベテランCAと比べると若干差は感じましたが気になるほどではなく、それ以上に印象的だったのは、どんな場面でも崩れない丁寧な笑顔と、“お客様にしっかり向き合おう”とする真摯な姿勢でした。
私たちは機内で快適に過ごせることを、つい当たり前のように感じてしまいがちです。しかしその裏には、CAをはじめとするエアラインスタッフ全員の献身があります。今回のフライトは、「当たり前のサービス」など存在しないのだと、改めて気づかせてくれました。
この密着取材の詳細は「エアステージ2026年1月号(2025年11月28日発売)」で紹介します。CAという仕事に興味のある方は、11月24日(月・祝)開催の「エアステージ CA就職セミナー」にもぜひご参加を。ANAとJALの採用担当者や現役CAが登壇し、求める人物像や試験のポイントをたっぷり語ります。今回は会場+オンラインのハイブリッド開催で、アーカイブ視聴も可能。採用担当者や現役CAと直接交流できる会場チケットは残りわずかなので、お早めにどうぞ。