京成 or JR、どっちがいい?成田空港までの鉄道アクセスを調べてみた
都心から近い羽田空港と違い、成田空港へのアクセスは意外と悩ましいもの。鉄道、バス、車などさまざまな移動手段がありますが、今回は鉄道に絞って、成田空港に乗り入れる京成とJRのアクセスについて調べてみました。
【京成】スカイライナーは日暮里から最速36分で成田へ
京成電鉄が、京成上野駅から成田スカイアクセス線経由で運行している特急列車が「スカイライナー」です。京成は成田空港開港時から空港に乗り入れている歴史ある鉄道会社で、スカイライナーといえば成田アクセスの代表格とも言える存在です。
2010年7月からは現在の3代目AE形車両と、成田スカイアクセス線経由のルートに変更され、JRと接続する日暮里駅と成田空港第2ビル駅の間を最速36分で結んでいます。
都内の発着駅は京成上野または日暮里駅。JRの「成田エクスプレス」と比較すると、スカイライナーは日暮里~成田空港間が最速36分、運賃2,580円(交通系ICカード利用時は2,567円)。一方、成田エクスプレスは東京駅発着で最速で54分、運賃は3,070円(普通席)と、スカイライナーは速さと安さで優位に立ちます。
とはいえ、成田エクスプレスは新宿や横浜など首都圏の主要駅からも発着するため、乗り換えなしで利用できるのは大きなメリット。どちらが便利かは出発地によって変わりますが、青砥や新鎌ヶ谷に停車するスカイライナーは、都内の北東エリアに住む方には特におすすめです。
また、運行本数が多いのも強み。朝5時台から夜20時まで、終日20分間隔で運行されています。


【京成】普通列車はコスパ最強!
スカイライナーと同じく、成田スカイアクセス線経由で運行されている普通列車が「アクセス特急」。乗車券のみで利用でき、青砥駅からは都営地下鉄浅草線に直通する列車もあるため、新橋や日本橋方面へも乗り換えなしでアクセスできます。さらに京急線を経由して羽田空港まで運行される列車もあります。
また、京成本線経由の「特急」は価格重視の旅行者におすすめ。日暮里~空港第2ビル間で約1時間15分と所要時間はかかりますが、運賃は1,060円とリーズナブル(スカイアクセス線経由は1,280円)。日中は1時間に2~3本運行されており、利便性も高いです。
ただし、これらの列車は通勤型車両を使用しており、沿線住民にとっても重要な足となっているため、朝夕のラッシュ時は混雑が激しい点に注意。大きなキャリーバッグを持っての乗車は避けたほうが無難です。

【JR】成田エクスプレスは首都圏の主要駅と直結
JRが運行する空港アクセス列車「成田エクスプレス」(通称「N’EX」)は、東京駅だけでなく渋谷・新宿・武蔵小杉・横浜・大船・戸塚など、首都圏の主要駅に直通する特急列車です。
成田空港方面に向かう際は、新宿発と大船(または横浜)発の各6両編成を東京駅で連結し、12両編成で成田へ向かうのが基本パターン。東京駅からは1時間に1~2本の頻度で運行されています。
スカイライナーが上野・日暮里発着に限られるのに対し、N’EXは多方面からの直通が可能なのが大きな魅力です。ただし、ルートが千葉県内を大きく迂回するため、東京駅からでも最速54分ほどかかり、距離が長いため運賃も高め。東京駅~成田空港間は3,070円(交通系ICカード利用時は3,072円と、まさかの2円増!)です。


【JR】横須賀線経由で久里浜まで直通も
かつて成田空港と首都圏を結ぶJRの普通列車には「エアポート成田」という愛称がありましたが、2018年3月のダイヤ改正で廃止されました。現在も路線や運行形態は継続されており、E235系による久里浜・逗子方面への直通運転が行われています。
東京駅~成田空港間の所要時間は約1時間40分、運賃は1,340円(ICカード利用時は1,342円と、ここでも2円高!)。時間はかかりますが、安さと直通運転の利便性で利用する価値は十分です。