旅の予算で無視できない燃油サーチャージ(2025年2月~2025年3月)
JALとANAは、2025年2月1日から3月31日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。燃油価格は横ばいでしたが、円安の影響を受け、値上げになります。
文:『航空旅行』編集部
円安の影響で欧米線は4,000円値上げ
JALとANAは、来年2月1日から3月31日の期間で発券する国際線航空券の燃油サーチャージを発表しています。
JALの燃油サーチャージは直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき決定しますが、今回の基準となる2024年10月から11月のシンガポールケロシン市況価格の2か月平均は1バレルあたり88.60米ドルでほぼ変化はなかったものの、一方で、同期間の為替平均は1米ドル=151.57円と7円ほど円安になったため値上げになります。シンガポールケロシン市況の円貨換算額は13,429円となり、適用される燃油特別付加運賃は同社のホームページで公開されている条件表のZone H(13,000円基準)の金額になります。ANAも改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均価格に、同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用しています。結果、ANAもJALと同様、欧米線は1区間あたり29,000円に値上がりしています。
円安、海外旅行には辛いですが、「世界一周航空券」なども活用してみたいですね。
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