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ANAミラノ線機材、ボーイング787-9、215席仕様キャビンガイド

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プレミアムエコノミーは独立したキャビン

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プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスの後方に2-3-2の横7席でレイアウトされています。ビジネスクラスとエコノミークラスとの間は壁で仕切られ、独立したキャビンになっているのも特徴です。
Photo:Akira Fukazawa

 プレミアムエコノミーはビジネスクラスの後方、15〜17列目に2-3-2の横7席でレイアウトされています。ビジネスクラスとエコノミークラスとの間は壁で仕切られ、独立したキャビンになっているのも特徴です。
 シートピッチは38インチ(約97㎝)で座席幅は約49㎝。レッグレストや前席下から引き出して使うフットレスト(2列目以降)のほか、フレキシブルに動かせる読書灯、充電に使えるコンセントを装備しています。個人用モニターのサイズは11インチでタッチパネルでも操作可能です。

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肘掛け内にはグラスを置いておけるカクテルテーブルが格納されています。
Photo:Akira Fukazawa

エコノミークラスはシートピッチ約86cmで広い

 エコノミークラスは3-3-3の横9席で、146席が設定されています。エコノミークラスはどうしても一人当たりの空間が限られてしまいますが、この機材ではシートピッチを34インチ(約86㎝)と広めにとり、背もたれの薄いスリムシートを採用することで足元にゆとりを確保しています。ヘッドレストや充電に使えるUSBポートおよびコンセントのほか、前席の足元から引き出す形のフットレストもあるのはポイントが高いですね。タッチパネル式の個人用モニターは9インチです。
 ANAの国際線はミラノ線に続き、来年1月31日には羽田〜ストックホルム線、2月12日には羽田〜イスタンブール線も開設されます。こちらの機材はボーイング787-8の184席仕様機になるのですが、こちらはまた別の機会に解説しましょう。

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エコノミークラスは20〜36列目です。マニアックですが、最前方の20列目と非常口前の23列目、および24列目のD・F・G席はアームレストが上がりません。
Photo:Akira Fukazawa
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テーブルを展開した状態です。コントローラーやコートフックなどは機能的にレイアウトされています。電源コンセントは座席下にあります。
Photo:Akira Fukazawa
当ウェブでも報じていますが、ANAが羽田〜ミラノ線の運航を開始しました。初便に投入された機材はボーイング787-9、登録記号JA892Aで、国際線用の787-9には2つのコンフィギュレーションがあり、ミラノ線に投入されているのは「215席仕様」機……徐々にマニアックになってきましたが……今回はこの215席仕様機のキャビンを解説しましょう。

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