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福岡空港に「TABISIA」誕生。商業・ホテル・バスターミナルを備える複合施設を新設。2027年夏頃グランドオープン

福岡国際 国内線ターミナルビル直結の複合施設が2027年夏頃に開業する。施設名称は「TABISIA(タビジア)」。商業施設、ホテル、バスターミナルなどを備え、4階には日本初上陸7店舗を含むアジア各国の食が集まるアジアンフードフロアを整備し、エアポートシティへの進化を目指す。

文:本誌編集部
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福岡国際 国内線ターミナルビル直結の複合施設「TABISIA」が2027年オープンへ。

 福岡国際空港株式会社(FIAC)は10月27日、国内線ターミナル直結の複合施設の概要や施設名称などを発表した。

 福岡空港の将来イメージとして「比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアのトップクラスの国際空港」を掲げているなか、福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事が進められている。複合施設の建物規模は地上1階から地上11階の地上11階建てで、延床面積は約43,300m2、総事業費は約450億円である。既存の国内線ターミナルビルの延床面積約128,000m2と合わせると、合計で約171,300m2の規模となる。

主要用途は商業施設、ホテル、バスターミナル機能、空港機能ほかで構成される。商業施設には新たに約180店舗が入り、既存店舗と合わせて約280店舗となる。商業面積は新たに約11,000m2増えて国内線ビルと合わせて約20,000m2(複合施設単体の商業面積は約11,300m2)となり、飲食・物販・サービス施設などの店舗数は西日本の空港で最大、国内空港としても最大級、航空機に乗らない人も利用できる店舗数としても国内空港最大級であるという。

 今後のスケジュールは、2027年春頃の竣工、2027年夏頃のグランドオープンを予定している。今冬から春頃にかけて1階から4階のエリア詳細や全入居テナントを順次発表する予定だ。

 交通機能として、複合施設1階には路線バスや高速バスの乗車拠点となるバスターミナル機能を整備する。多彩な飲食・物販店舗がそろい、天候や気温を心配することなく出発直前まで屋内で快適に過ごせる環境を提供する。

 2階には国内線・国際線連絡バス乗降場を整備し、屋内で快適な待合環境を提供する。また、国内線ターミナルビル到着口(北)正面には、1階から4階をつなぐ大階段を配置し、フロアごとに異なる表情を見せることで上階へ惹きつける設計となっている。

1階バスターミナル。
「TABISIA」のロゴマーク。

 複合施設の名称は「TABISIA(タビジア)」に決定した。

 この名称は、旅を意味する「TABI」と、アジアを意味する「ASIA」、想像や幻想を意味する「FANTASIA」を組み合わせた造語である。一つの国や地域に留まらない多様な「旅の世界」が一つの場所に集まり、訪れる人それぞれが、新しい食や文化、人に出会う場所として名付けられた。

 施設ロゴは、出入国時にパスポートに押される出入国証印をモチーフとし、「旅の世界」への入口を示している。“九”州の玄関口である福岡空港に新設する施設であることを“九”角形のフレームで表現した。文字はあえて整えず、さまざまな方向に配置することで、さまざまな異文化に触れ、新たな体験ができる当施設ならではの出会いとワクワクを表現している。

 ブランドコピーは「「旅」が来た。」と策定された。ブランドコンセプトには「『旅』が来た。そう、誰もが思える、驚きの世界をつくる。」を掲げる。

 商業施設のコンセプトは「旅する空港」だ。福岡・アジアの魅力を凝縮したラインナップをベースに、新たな発見・感動・出会いの創出やあらゆる世界に触れる非日常空間をつくり、訪れる人にさまざまな“旅”の形を提案する。福岡・九州に培われた食・雑貨・工芸などを楽しめる「ローカル」、アジアを中心とした就航先の食・カルチャーを楽しめる「グローバル」、滑走路の眺望や旅情あるアイテムなど空港ならではのコト・トキを楽しめる「エモーショナル」を組み合わせ、空港にいながら福岡とアジアを旅することができる施設を目指す。

 1階は「旅と日常をいろどる – 旅の準備と日常コンテンツフロア -」である。到着フロアとの接続階であり、旅の楽しみをアシストするトラベルグッズやサービス店をラインナップする。地域の方々も利用できるスーパーマーケットなど、日常的に利用できる店舗も取りそろえる。

 2階は「福岡・九州を旅する – 食と土産の集積フロア -」として、出発フロアとの接続階であり、福岡・九州を中心とした日本各地の食物販や工芸品などの一大集積エリアとなる。出来立てのものが味わえるライブ感あふれる「食べ歩きグルメゾーン」や国内外で人気のファッション・雑貨を取り揃えたエリアを展開する。

 3階は「日本を旅する – 日本キャラクター・体験型コンテンツフロア -」だ。日本の文化であるキャラクター雑貨のフロアとして新たな日本の文化を発信するほか、親子で楽しめる体験コンテンツも充実させ、世代や国籍を問わず多くの人が楽しめるにぎやかなフロアを提供する。

 4階は「アジアの熱気を旅する – 日本最大級のアジアンフードフロア -」であり、エリア名称は「ASIYONG(アジヨン)」と付けられた。就航先のアジア各国の食文化を楽しめる日本最大級のアジアンフードフロアとなり、フロア面積は約7,200m2、店舗数は44店舗、席数は約700席である。

 「ASIYONG」という名称は、「アジア(Asia)」「味(Aji)」「4階(YON)」「GOOD(G)」の4つの言葉を一つに重ね合わせたものであり、アジアの多彩な食文化と味覚の魅力を発信する場であることに加え、TABISIA内の4階での展開ということを名称そのものに表現している。単に食べる場所を表現するのではなく、人々が集い、アジアの多彩な食文化と出会い、体験を楽しむ場所そのものを表現したネーミングである。

 出店構成は日本および海外(韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、ベトナム、香港)である。異国情緒溢れるユニークな街並みの中に、レストランゾーン、フードコートゾーン、横丁ゾーンを展開。日本初上陸となる台湾からの5店舗、タイからの2店舗も発表されている。

 4階「ASIYONG(アジヨン)」に出店する日本初上陸テナント7店舗の名称および特徴は以下の通りである。

日本初上陸テナント
・奇福扁食(キフク ワンタン、台湾)
・清真中國牛肉麵食館(セイシン チュウゴク ギュウニクメン ショクカン、台湾)
・YU CHOCOLATIER(ユー ショコラティエ、台湾)
・御品元冰火湯圓(ユィピンユエン ビン フォータンユエン、台湾)
・春美冰菓室(チュン メイビングォシー、台湾)
・Pad Thai Fai Ta lu(パッタイ ファイタル、タイ)
・Ong Tong Khao Soi(オントン カオソーイ、タイ)

「TABISIA」1階。
「TABISIA」2階、食べ歩きゾーン。
「TABISIA」3階、日本キャラクター・体験型コンテンツフロア。
「TABISIA」4階、アジアンフードフロア「ASIYONG(アジヨン)」

 5階から11階には、空港直結型ホテルとして西鉄ホテルズが展開する「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」が出店する。7タイプ全165室の客室を計画しており、上層階からは滑走路や航空機が望め、空港ならではの景色を楽しめる。サウナ付き大浴場やフィットネスなども併設し、幅広いニーズに対応する。

「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」のロビーイメージ。

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