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ルフトハンザ、100周年記念塗装機を公開。ボーイング787-9(D-ABPU)で12月デビュー

2026年に100周年という大きな節目を迎えるのを前に、コーポレートカラーのブルーと、トレードマークの鶴を大きくまとった特別塗装機を登場させる。

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 ルフトハンザドイツ航空は9月26日、2026年に迎える100周年を記念した特別塗装機を公開した。ボーイング787(登録記号D-ABPU)に施し、12月にデビューする。

 1926年に誕生したDeutsche Luft Hansa(初代ルフトハンザ)に起源を持つルフトハンザドイツ航空。この初代ルフトハンザは第二次世界大戦後に解体されたが、その後1953年に誕生したルフタグ(Aktiengesellschaft für Luftverkehrsbedarf)が初代ルフトハンザの社名やトレードマーク、コーポレートカラーを1954年に買い取り、現在へと続くルフトハンザドイツ航空が誕生。1955年4月1日、コンベア340を使用し、ハンブルクとミュンヘンを拠点に定期便の運航を開始した。

 それからまもなく100年、今回登場した特別塗装機には、初代ルフトハンザから受け継がれるコーポレートカラーやトレードマークを大きくあしらった。ブルーが胴体全体を覆い、その上に描かれた白のストライプは、1918年にOtto Firle氏がデザインし、現代に至るまでルフトハンザ機の尾翼に掲げられているお馴染みの鶴のトレードマークだ。鶴の羽が機体の主翼へと伸びるイメージでデザインされており、まるで機体と鶴が融合したかのような見た目となっている。また機体後方、右舷側(スターボードサイド)には年号として「1926-2026」の文字、左舷側(ポートサイド)には100周年を表す「100」の文字が大きく描かれた。

 新塗装が施されたボーイング787(D-ABPU)は新造機で、ボーイングの最終組立工場があるアメリカのサウスカロライナ州チャールストンでロールアウト。ルフトハンザドイツ航空の新しい客室仕様「Allegris」を搭載し、11月にデリバリーされる予定だ。
 

コーポレートカラーのブルーと、鶴のトレードマークが大きく描かれた胴体。
鶴の羽の部分が、ボーイング787の主翼と融合しているようなデザイン。右舷側(スターボードサイド)には「1926-2026」の文字が大きく入っている。
一方の左舷側(ポートサイド)には100周年を表す「100」の文字。
2026年に100周年という大きな節目を迎えるのを前に、コーポレートカラーのブルーと、トレードマークの鶴を大きくまとった特別塗装機を登場させる。

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