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OM SYSTEM、M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROを発表。100-400mm相当をF2.8でカバー
OMデジタルソリューションズが、OM SYSTEMのPROシリーズの新レンズ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を発表。ヒコーキ撮影の中心となる焦点距離を、開放F値2.8でカバーする。

テレコンバーターと組み合わせれば、最大800mm相当をF5.6で
OMデジタルソリューションズは9月10日、同社のOM SYSTEMブランドのフラッグシップ・レンズ、PROシリーズの新製品として、「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を発表。9月27日に発売する。想定市場価格は税込46万円前後だ。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」は、50-200mmの焦点距離の全域で開放F値2.8を実現した。マイクロフォーサーズ規格を採用するOM SYSTEMだけに、35mm換算時では100-400mm相当に。一般的なヒコーキ撮影に必要な焦点距離をF2.8でカバーできるため、夜間の撮影など厳しい条件下でも、より速いシャッタースピードを設定することができる。
さらにOM SYSTEMの1.4倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」との組み合わせなら560mm相当まで開放F値4.0で、2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」との組み合わせでは800mm相当までを開放F値5.6で撮影することが可能だ。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」は、そのコンパクトさも特徴。サイズは最大径91.4mm×長さ225.8mm、重量は(三脚座やフード・キャップなどを除く本体のみで)1,075gだ。フード込みでも全長は30cm以内に収まるため、長いレンズの持ち込みが近年制限されつつある航空祭にも、安心して持参できる。このコンパクトさは、強風下の撮影でも風に煽られにくく、ヒコーキをしっかり追うことができるという意味でも利点となるだろう。


レンズ構成は13群21枚。新開発の「ZEROコーティングII」(ZERO=Zuiko Extra low Reflection Optical)を施し、逆光下でのゴーストやフレアを抑制。ボディと協調する5軸シンクロ手ぶれ補正により、望遠端の400mm時でも最大7.0段の手ぶれ補正に対応する。また、最大で50コマ/秒のAF追従連写が可能な高速・高精度のフォーカシング性能を持つ。
さらに、筐体には白い遮熱塗装を採用し、長時間の撮影でもレンズ内部の温度上昇を抑え、レンズ内で発生する揺らぎを抑制。防塵・防滴性能はIP53対応だ。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」は、フラッグシップボディのOM-1 Mark IIと合わせても約1,674gと軽量で、気軽に持ち運べる。例えば撮影が主目的ではない旅行の際にバッグに忍ばせて、現地での空き時間にちょっとヒコーキ撮影を楽しむといったことも可能だ。
