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デルタ航空&大韓航空、ウエストジェットの株式を25%取得。提携関係をさらに強化
これまでもコードシェアなどを通じてウエストジェット航空と提携してきた2社が、関係をさらに強化。またデルタ航空が取得した株式の一部は、エールフランス-KLMにも譲渡される計画だ。
文:本誌編集部

デルタ航空と大韓航空は5月9日、カナダのウエストジェット航空の株式を2社合わせて25%取得することを発表した。
ウエストジェット航空は、カルガリーを拠点とするカナダ第2位の航空会社。2023年には初のアジア路線として、カルガリー=東京(成田)線に夏季限定で就航。2024年から通年化しており、現在は1日1往復を運航する。
これまでウエストジェット航空とコードシェアなどを通じて提携してきた両社だが、今回の出資により、パートナーシップをさらに強化する計画だ。株式はウエストジェットの親会社であるオネックス・グループ傘下のオネックス・パートナーズより取得し、デルタ航空は3億3,000万USドルの出資で15%の株式を、大韓航空は2億2000万USドルの出資で10%の株式をそれぞれ保有することになる。なお両社による出資の後も、ウエストジェット航空は引き続きオネックス・グループの傘下に位置し、同社が主導権を握る。
さらに株式の取得完了後、デルタ航空はウエストジェットの株式の2.3%を、5,000万USドルでエールフランス-KLMに譲渡する権利を有している。デルタ航空はエールフランス-KLM側での承認手続きを経て、この権利を行使する考えだ。ウエストジェット航空はアライアンスに属していないが、デルタ航空、大韓航空、エールフランス-KLMの3社はともにスカイチームの一員である。
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