Peach の最長路線、12月4日の関西=シンガポール線就航セレモニー

　使用機材は2021年12月から導入が開始された最新機材エアバスA321LRを導入。同社が運航するA320のシートピッチ約71cmよりも最大で約10cm広いシートピッチ（※座席による）で、比較的フライト時間の長い中距離路線での居住性を確保している。
　運航は週7往復で、運賃は13,690円〜（片道）となっている。運航スケジュールは以下の通りだ。

【関西＝シンガポール線スケジュール（毎日運航）】
MM773 便：関西（18:50）発→シンガポール（01:00）着
MM774 便：シンガポール（02:15）発→関西（09:35）着

　就航初便となった関西発＝シンガポール行きMM773便の出発に先立ち、搭乗ゲート前では新規就航を祝うセレモニーが開かれたほか、Peachスタッフがハイタッチで乗客を見送り、記念品が手渡された。セレモニーで挨拶に立ったPeach 執行役員 福島志幸氏（事業戦略企画統括担当）は、

「2021年12月にA321LRを導入した時から関西＝シンガポール線に就航することを計画していた。今日は特別な日、Peach社員全員が嬉しく思っている。我々の路線の中にシンガポール線を加えることはPeachにとってもマイルストーンとなる。今日お乗りいただくA321LRはPeachのなかでも最新鋭でゆったりとした座席を用意している。

　関西＝シンガポールは日本の航空会社としては14年ぶり。日本の航空会社としてこの路線を開設する意味をしっかりと感じ、新たな架け橋となることを誓いたい」と挨拶。大阪・関西万博開幕を来春に控えた同路線の成功に、自信をのぞかせた。

　乗客200名（うち幼児1名）をのせたMM773便（エアバスA321LR、登録記号：JA902P）は、8時58分に87番スポットからプッシュバック。RWY06Rから19時14分に離陸し空路シンガポールを目指して飛び立った。