連載
ここ最近の空模様が見逃せない ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
文:芳岡 淳
写真:芳岡 淳

月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
10月は、停滞する前線の影響を受けて飛行機撮影には喜ばしくない天気が続きました。
そうなると必然的に撮影機会が減るのがスポッターの性なのかもしれませんが、情景写真目線で見ると気の抜けない一か月だったのかもしれません。
ある日、成田での取材を終えて帰宅する電車の中から見えた景色。
この日も日中は曇天が広がっていましたが、夕方になると西側には晴れ間が見え、夕方になると太陽が姿を現し、成田周辺の高層雲を真っ赤に染めました。
誰もがスマホを取り出して外の写真を撮る光景、電車の中ではなかなか見かけないので新鮮でしたが、誰もが美しいと思える光景が広がっていたのです。
そんな皆に交じって私もいそいそと撮影するのでした。
2025年10月 成田空港周辺

芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
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