連載
過去美化バイアス ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚
文:竹信大悟
写真:竹信大悟
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

祝・月刊AIRLINE創刊45周年! まことにおめでとうございます〜!
さて、本誌11月号、伊丹特集はもう読んで頂けましたでしょうか? 真夏の猛暑の中、編集氏とボクで昼夜問わず右に左に上へ下へと走り回って撮り回って徹底的に伊丹空港を丸裸にしました。そしてボクの写真が表紙! まだの方は是非〜買ってね〜。
さて、とある脳科学者によると「昔は良かった」という言葉がよく出るようになると、前頭前野の老化がすすんでいるサインだそうで…。
この言葉がたくさん出ることを、過去美化バイアスというそうです。とは言え、やっぱり良いなと思うことも多いのですよ。
伊丹空港のターミナルもその1つ。6月末から取材をスタートし、伊丹の歴史を知るにつれて、過去にはこんな場所も一般に開放されていたんだなぁと。取材を通してそんなノスタルジックな思いを抱いたのでした。

竹信大悟
1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。
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