連載
制限エリア ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚
文:竹信大悟
写真:竹信大悟
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

6月末から伊丹空港で関係各位のご協力のもと取材撮影を始めています。去年の夏は関西国際空港に毎日のように通って制限エリア内での取材撮影をしていました。ご存じの通り、海上空港の関空は撮影スポットが限られているせいもあり、制限エリア内での撮影は新鮮でした。
せっかくふだん撮れない場所から撮れるのだから、既視感の無い写真をお届けしたいと思い、いろいろと島内を巡ってシャッターを切りました。
さて、伊丹空港・・・やっぱりここはせっかくのチャンス。新鮮なカットを!っと意気込んではみたものの、どうも制限エリアの中なのか外なのか、なぜか既視感のあるカットを量産してしまっています・・(汗)でもこれって、裏を返せば如何に伊丹空港の撮影環境が秀逸であるかの証明なのかも?
外で撮っても制限エリアで撮ったかのような近さと迫力。やっぱり伊丹ってすごい!っと再認識させられる取材撮影でした。

竹信大悟
1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。
関連キーワードもチェック!