連載

観光人気急伸で便数増・機材大型化 宮古空港

【連載】ニッポンの空港

文:芳岡淳
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 1943年に海軍飛行場として建設され、現在まで拡張を続けてきた空港。かつて宮古島は、石垣島と比較すると観光色が薄く、観光客数も2014年頃までは横ばい状態が続いていたが、以降は観光業に力を入れ、2018年には2009年の約3倍の観光客が訪れる様になり、宮古空港を利用する乗客も増加した。
 機材も大型化が進むが、特に夏季は顕著で、2,000mの滑走路において運用することのできる最大の機材が投入される。東京、大阪、名古屋への直行便のほか、JTAとANAによる那覇便が数多く運航されている。宮古島周辺には、下地島空港も存在するが、情景的な下地島空港とは対称的に宮古空港では、平行誘導路が無いため全機が滑走路端でターニングパットを使用することから、スポッティングカットの撮影でおすすめできる空港だ。

宮古空港 DATA

宮古空港 DATAMMY/ROMY

標高:42.8m
面積:121ha
運用時間:8:00-21:00
滑走路:RWY04/22 (2000×45m)
着陸回数:2018年度8千3百回(国内8千3百回・国際0回)、2019年度 8千3百回(国内8千3百回・国際0回)、2020年度 5千9百回(国内5千9百回・国際0回)
乗降客数:2018年度 178万2千人(国内178万2千人・国際0人)、2019年度175万7千人(国内175万7千人・国際0人)、2020年度 80万2千人(国内80万2千人・国際0人)
貨物取扱量:2018年度 1万1千t(国内1万1千t・国際0t)、2019年度 1万1千t(国内1万1千t・国際0t)、2020年度 1万1千t(国内1万1千t・国際0t)
就航会社:JAL、JTA、RAC、ANA
ターミナルビル、貨物施設の運用会社:宮古空港ターミナル株式会社
ターミナルビル設計会社:株式会社国建 公的機関:国土交通省大阪航空局宮古空港事務所・航空路監視レーダー事務所
所在地:沖縄県宮古島市
供用開始日:1975年3月1日( 建設は1943年、海軍飛行場として)
種別:地方管理空港
設置管理者:沖縄県

※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。

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