連載

珊瑚礁に浮かぶジェット対応空港 久米島空港

【連載】ニッポンの空港

文:阿施光南
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広く開放的な展望デッキが気持ちよいターミナルビル。
広く開放的な展望デッキが気持ちよいターミナルビル。

“球美の島”への空路

 久米島は、那覇の西約100kmに位置する島だ。いにしえの時代には琉球の粋を集めた美しい島として「球美の島」と呼ばれたという。その名にふさわしく、周囲の珊瑚礁が美しい。ここに空港が建設されたのは1963年で、1965年にエアーアメリカのビーチクラフト機が就航。1967年には南西航空もビーチH-18で乗り入れを開始し、翌年にはYS-11が就航した。当時の滑走路は1,200mだったが、1997年には2,000mに延長されてジェット化され、同時に現在のターミナルビルも完成した。
 ユニークなのは、ターミナルビル出入口とエプロン側では1フロア分の段差があることで、1階のチェックインから出発待合室、そしてPBBまでフロア移動なしで機内に入ることができる。ただしQ400CCにはPBBが接続できないため、PBB先端にタラップ車をつけるというユニークな方法をとっている。展望デッキは2階と3階にあり、正面に海が広がっているので気持ちよくすごせる。また航空機の発着に合わせて町営バスも運航されておりアクセスも良好だ。

久米島空港 DATA

久米島空港 DATAUEO/ROKJ

標高:6.9m
面積:62ha
運用時間:8:00-19:30
滑走路:RWY03/21 (2000×45m)
着陸回数:2018年度 2千6百回(国内2千6百回・国際0回)、2019年度 2千6百回(国内2千6百回・国際0回)、2020年度2千1百回(国内2千1百回・国際0回)
乗降客数:2018年度 26万6千人(国内26万6千人・国際0人)、2019年度 25万7千人(国内25万7千人・国際0人)、2020年度 13万4千人(国内13万4千人・国際0人)
貨物取扱量:2018年度 1千6百t(国内1千6百t・国際0t)、2019年度 1千5百t(国内1千5百t・国際0t)、2020年度 1千2百t(国内1千2百t・国際0t)
就航会社:JTA、RAC
ターミナルビル、貨物施設の運用会社:久米島空港ターミナルビル株式会社
ターミナルビル設計会社:宮平設計
所在地:沖縄県島尻郡久米島町
供用開始日:1977年4月1日
種別:地方管理空港
設置管理者:沖縄県

※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。

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