連載
2024年のベストモーメント ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
今回で2024年の私が担当する本連載記事は最後となります。AIRLINE web創設以来、「私が撮ったこの1枚」連載を担当させていただいていますが、ご覧いただきありがとうございました。
年末なので、この1年を振り返って最も印象に残っている撮影シーンを思い浮かべてみましたが、やはりナンバーワンといえるのは、新千歳空港でのアシアナ航空747-400でしょうか。
特に1月13日の条件は、そのあとも超えることのない完璧な条件で、国際線ターミナルからこちらに向かってタキシングしてくる様子は、鳥肌が止まらない瞬間でした。
新千歳以外でも沢山の思い出があるアシアナ航空の747-400。残念ながら3月に退役してしまいましたが、間違いなく今年1年を彩ってくれた一生忘れることのない存在です。
芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
FOREVER BOEING747-400(イカロスカレンダー2025)
ジャンボジェット機の完成系として登場し、ヒコーキファンの間でも極めて人気の高いボーイング747-400、通称ダッシュ400。高いレベルの環境性能や経済性が求められる時代のなかで経年機となったダッシュ400は退役が進み、2024年3月には主要エアラインで残っていた数少ないオペレーターだった韓国のアシアナ航空でも運航を終了。本当に乗ることが難しい機体となったダッシュ400に1年にわたって寄り添えるカレンダー。
写真:芳岡 淳
発売日:2024年10月2日(水)
仕様:月めくり/壁掛け/縦30cm×横38cm
価格:1,870円
関連記事
関連キーワードもチェック!