連載

日本海に佐渡島も望むユニークなロケーション 新潟空港

【連載】ニッポンの空港

文:チャーリィ古庄
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展望デッキより山形方面を望む。
展望デッキより山形方面を望む。手前に見えるのは阿賀野川、奥は日本海に面した工場や、新潟県北部の山々も望むことができる。

展望デッキの素晴らしさが光る

 この空港の素晴らしさは展望デッキにある。100円の入場料が徴収されるが、近年ほとんどの空港が高いフェンスに囲まれているところ、昔ながらの胸の高さまでのフェンスで開放的。正面には日本海とメインの滑走路が一望でき、右手には阿賀野川の河口、視程が良い日には新潟県北部村上方面や日本海に設置された石油採掘リグ、左手に佐渡島まで望める。滑走路に対して南側にターミナルビルがあるため、撮影は終日順光なのもありがたい。
 かつては「ロシア機と言えば新潟空港」と言われ、イルクーツクやウラジオストクなどに定期旅客便があったが、現在は成田空港に移管された。国内便はエンブラエルやボンバルディアCRJ、DHC8がメインで、コミューター機が中心。
 空港周辺は、かつては阿賀野川沿いに滑走路端まで行けたが、現在は立入禁止で、土手沿いに誘導路手前から飛行機の離着陸を望める。また新興航空会社のトキエアが新潟空港を本拠地として2024年1月31日より運航を開始(札幌丘珠線)、今後も仙台や佐渡、中部、関西地方へのアクセス向上が期待される。

新潟空港 DATA

新潟空港 DATAKIJ/RJSN

標高:1.4m
面積:197ha
運用時間:7:30-21:30
滑走路:RWY04/22(1314×45m)、RWY10/28(2500×45m)
着陸回数:2018年度1万3千回(国内1万2千回・国際583回) 2019年度 1万3千回(国内1万2千回・国際558回) 2020年度 8千2百回(国内8千2百回・国際0回)
乗降客数:2018年度 116万6千人(国内103万人・国際13万6千人) 2019年度 113万7千人(国内101万8千人・国際11万9千人) 2020年度 29万5千人(国内29万5千人・国際0人)
貨物取扱量:2018年度 345t(国内194t・国際151t) 2019年度 252t (国内126t・国際126t) 2020年度 53t (国内53t・国際0t)
就航会社:JAL、ANA、FDA、IBX、APJ
ターミナルビル、貨物施設の運用会社:新潟空港ビルディング株式会社
拠点を置く航空会社、航空機保有の組織:航空自衛隊新潟分屯基地、新潟県警察本部航空隊、新潟県消防防災航空隊、海上保安庁第九管区海上保安本部新潟航空基地、朝日航洋、オールニッポンヘリコプター
公的機関:国土交通省東京航空局新潟空港事務所、農林水産省動物検疫所新潟空港出張所、新潟税関支署新潟空港出張所
所在地:新潟県新潟市
供用開始日:1958年3月31日(米軍からに返還日)(建設は1930年、市営飛行場として)
種別:国管理空港
設置管理者:国土交通大臣

※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。

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