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ZIPAIR、MLBヒューストン・アストロズとスポンサー契約を締結。2028年までの3年間
ZIPAIRは9月24日、MLBのヒューストン・アストロズとスポンサー契約を締結し、「オフィシャル インターナショナル エアライン」に就任したと発表した。契約期間は2028年までの3年間で、日本の航空会社が同球団と提携するのは初めてだ。
3月に開設した成田=ヒューストン線を足がかりに、現地での存在感をさらに高めていく。

現地での認知度を高め、本邦エアラインでは初めてアストロズと提携
ZIPAIRは9月24日、米メジャーリーグベースボール(MLB)の「ヒューストン・アストロズ」とスポンサー契約を締結し、同球団の「オフィシャル インターナショナル エアライン」に就任したと発表した。契約期間は2028年までの3年間で、日本の航空会社が同球団のスポンサーを務めるのは初めてとなる。
ZIPAIRは今年3月4日に、北米5路線目となる成田=ヒューストン線を開設。以降、現地企業とのネットワーク構築を通じて認知度を高めてきたことが、今回のスポンサー契約につながったという。
アストロズのマット・リチャードソン コーポレートパートナーシップ担当副社長は、「成長著しい航空会社である ZIPAIR との提携は、ヒューストン市とアストロズブランドのグローバルな展開拡大を象徴するものであり、アストロズのオフィシャル インターナショナルエアラインとして ZIPAIR をファミリーに迎えるのに最適な選択でした。この提携が組織とヒューストンコミュニティにもたらす成果に期待しています」とコメントした。
またZIPAIRの西田真吾 社長は、「就航日である 2025年3月4日を同市の『ZIPAIR Tokyo Day』に制定していただき暖かく迎え入れていただいて以降、現地の皆さまに温かく迎えていただき交流を深めてまいりました。そして今回、長年にわたり地元の方から愛されてきたヒューストン・アストロズとパートナーシップを結べたことは、当社にとって大きな励みとなります」と述べた。


ポストシーズン常連の名門球団、近年は日本との結びつきが強化
ヒューストン・アストロズはテキサス州ヒューストンを本拠地とする、アメリカンリーグ(ア・リーグ、AL)西地区所属の球団。1962 年に「ヒューストン・コルト45’s」の名称で創設され、3 年後にアストロドームへ本拠地を移したのにあわせて、ジョンソン宇宙センターを擁する都市であることも反映し、現在の「ヒューストン・アストロズ」に改称した。これまでにワールドシリーズ(WS)を2度制し、近年は2021~2024年の4シーズン連続で地区優勝、そしてア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)には2017~2023年の7シーズン連続で進出するなど、MLB屈指の強豪チームとして知られる。
昨年はシーズン途中から菊池雄星 選手(現ロサンゼルス・エンゼルス)が所属し、今年からは球場名が「ダイキン・パーク」に改称され日本企業が初めてMLB球場の命名権を獲得するなど、日本との関わりがより深くなりつつあるアストロズ。今回の提携により、今後はアストロズにおけるZIPAIRの存在感にも注目が集まりそうだ。
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