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福岡就航60周年を記念し、歴代の客室乗務員の制服を着用したグランドスタッフが勢ぞろい。
イベントにて披露された制服史
 【1946-1950年】
初代ユニフォームは、ネイビーのスーツと帽子が特徴的なミリタリー調のデザイン。これは、“ベッツィー”の愛称で親しまれたダグラスDC-3型機を運航していた時代のスタイル。
【1950-1954年】
控えめで上品な印象のワンピース型。スカートの裾丈はくるぶしから約13cm(5インチ)と、当時としては長めのデザイン。
【1954-1962年】
スマートな印象を与えるダークブルーのスーツは、DC-4やDC-6、エレクトラなどの4発プロペラ機が活躍し、キャセイパシフィック航空が東京や大阪に就航していた時代に着用されていたユニフォーム。
【1962-1969年】
プロペラ機からジェット機の時代へと移行した頃、ユニフォームはチャイナドレス風の白いブラウスに赤いスカートとジャケットというスタイルに刷新された。
(写真左から)
イベントにて披露された制服史
 【1969-1974年】
ミニスカートが大流行していた当時、ユニフォームも鮮やかな赤のミニ丈ワンピースにジャケットというスタイルに。フライトアテンダントたちに高い人気を誇った。
【1974-1983年】
世界的に著名なファッションデザイナー、ピエール・バルマンが手がけたユニフォーム。波模様をあしらったサイケ調のブラウスは、ひと目でキャセイのユニフォームとわかる個性的なデザインだった。
【1983-1990年】
エルメスがデザインを手がけたこのユニフォームから、帽子が廃止された。以降、エレガントなスタイルを継承しつつ、シニアスタッフはネイビー、ジュニアスタッフはレッドといったように、役職に応じたカラー分けが導入されるようになった。
【1990-1999年】
ニナ・リッチがデザインを手がけたユニフォームは、長めのジャケットにシンプルなストレートスカートを組み合わせたスタイル。インナーのブラウスは、白い襟にリボン付きや開襟タイプなど、複数のバリエーションが用意されていた。
(写真左から)
就航60周年の記念品として「CATHAY」ロゴ入りのオリジナル木製扇子と、福岡国際空港(FIAC)のオリジナルトートバッグが乗客に贈呈された。
セルフチェックイン機の操作をサポートするのは、時代を彩った制服に身を包んだグランドスタッフたち。
この日限定で登場した、歴代制服に身を纏ったグランドスタッフが、旅立ちの瞬間をきめ細やかなサービスで支え、空の玄関口に華を添えた。
香港を飛び立ったキャセイパシフィック航空 CX588便が、9月2日15時26分、福岡空港58番スポットに到着。投入機材のボーイング777-300ERが福岡=香港線のボリュームを物語る。
福岡発の折り返し便、キャセイパシフィック航空 CX589便は16時40分、福岡空港54番ゲートから香港へ向けて飛び立った。離陸はこの春増設された第二滑走路のRWY16Rから。第二滑走路は主に国際線の離陸運用を担い、空港の発着能力向上と、さらなるネットワーク拡充への期待が高まる。