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エアバス民間航空機事業の新CEOにラース・ワグナー氏。MTUエアロ・エンジンズ出身

2026年1月1日付でエアバス民間航空機事業CEOが交代。新たに現・MTUエアロ・エンジンズCEOのラース・ワグナー氏が就任する。

文:本誌編集部
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新たにエアバス民間航空機事業CEOに就任するラース・ワグナー氏。
新たにエアバス民間航空機事業CEOに就任するラース・ワグナー氏。

 エアバスは、同社の民間航空機事業CEOに、2026年1月1日付でラース・ワグナー氏が就任することを発表した。

 現在、独ミュンヘンを拠点とするエンジンメーカー、MTUエアロ・エンジンズのCEOを務めるワグナー氏。同社はボーイング777用のゼネラル・エレクトリック製GE90のほか、737 MAXやエアバスA320neo用のCFMインターナショナル製LEAPなどのMRO(整備、修理、オーバーホール)事業を手掛けるほか、A320ceoなどで採用されるIAE製V2500エンジン、777X用のGE9Xエンジンなどの製造にも携わる。

 ワグナー氏は機械工学、航空工学の学位とMBAを所有していて、現在50歳。2015年にMTUに入社し、最高執行責任者(COO)やOEM事業担当上席副社長などを歴任。2023年1月から現職だ。MTUに加わる前はエアバスのブレーメン、ハンブルク、トゥールーズなどの拠点で複数の管理職を経験。その経歴を活かし、エアバスの民間航空事業を率いるほか、同社の執行委員会にも加わる。

 現民間航空機事業CEOで、エアバスに40年以上在籍したクリスチャン・シェーラー氏は、2025年12月31日付で退任。円滑な業務移行のため、後任のワグナー氏は2025年11月初旬にエアバスに加わるという。

2026年1月1日付でエアバス民間航空機事業CEOが交代。新たに現・MTUエアロ・エンジンズCEOのラース・ワグナー氏が就任する。

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