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神戸空港、ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始
神戸空港の制限区域内で、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験が行われる。空港制限区域内での設置は国内初の取り組み。
文:本誌編集部

積水化学工業株式会社およびフィルム型ペロブスカイト太陽電池の製品設計・製造・販売を担う積水ソーラーフィルム株式会社(SSF)は、神戸空港の制限区域内でフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始する。空港制限区域内での設置は国内初だという。
フィルム型ペロブスカイト太陽電池には軽量・薄型で柔軟という特長があり、平地面積が少ない日本の特性への対応が期待されているという。本実証は、空港機能を維持・確保しながら将来的な再エネ導入の拡大を見据えた取り組みだ。
この度の実証内容は、神戸空港制限区域内の緑地帯にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を防草シート上に設置、空港特有の耐風性能など安全検証他、各種検証を行なうものとなっている。実証期間は2027年3月までを予定している。
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