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中部国際空港、3輪EVの試験運用を実施へ
空港内車両の新たな選択肢として、全国初となる3輪EVの試験運用が中部国際空港で開始される。
文:本誌編集部

中部国際空港株式会社は、株式会社レンタルのニッケンおよび三菱オートリース株式会社と連携し、空港制限区域内において3輪電動車両(EV)の試験運用を6月18日から開始すると公表した。空港構内での3輪車両使用が解禁されたことを受けて実施されるもので、本格的な試験運としては全国初の取り組みとなる。
本試験運用では、参加事業者に3輪EVが連絡車として1週間程度貸与され、実際の業務に使用される。車両の加速性能や環境性能、コスト面での利点に加え、航続距離や充電の手間といったEV特有の課題についても体感する。レンタルのニッケンと三菱オートリースは、試験期間中に収集した運用データを分析し、3輪EVの有効性を評価。将来的には、空港制限区域内でのEV活用を見据えた運用ルールや支援体制の整備も検討していく。
試験は、7月31日までで、グランドハンドリング事業者からの関心も高く、現場のニーズに基づいた試験運用となる。3輪EVが制限区域内の空港車両の新たな選択肢の一つとなるか注目される。
