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成田空港、ワンターミナル化に向けて旅客施設案を検討@第6回『新しい成田空港』構想検討会

新滑走路の整備をはじめとする“さらなる機能強化”について、2028年度末の供用を目指して整備中の成田空港。2月6日、都内において「第6回『新しい成田空港』構想検討会」が開催され、主に旅客施設についての検討が進められた。

文:本誌編集部
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都内で開催された第6回『新しい成田空港』構想検討会には、委員長である山内弘隆氏(武蔵野大学経営学部 特任教授、一橋大学 名誉教授)ら各分野の委員と、成田国際空港株式会社の田村明比古 代表取締役社長をはじめとするNAAの事務局が集まった。
都内で開催された第6回『新しい成田空港』構想検討会には、委員長である山内弘隆氏(武蔵野大学経営学部 特任教授、一橋大学 名誉教授)ら各分野の委員と、成田国際空港株式会社の田村明比古 代表取締役社長をはじめとするNAAの事務局が集まった。

 2023年3月に『新しい成田空港』構想検討会が公表した中間とりまとめでは、開港から45年を迎えるにあたり、新滑走路の整備をはじめとする“さらなる機能強化”のため、新旅客ターミナルに集約ワンターミナル方式を採用すること、新貨物地区を配置すること、空港アクセスの利便性向上を図ることなどが方向性として提示されていた。

 中間とりまとめ公表から約1年を経て実施された2月6日の「第6回『新しい成田空港』構想検討会」では、中間とりまとめを受けて成田国際空港株式会社(NAA)が構想検討を深度化。主に旅客施設の検討内容について検討会のメンバーから広く意見を集めた。
 その中で、新旅客ターミナルの配置の条件や滑走路運用のイメージなどが再確認されたほか、ワンターミナルの形状案なども提示された。さらに、NAAとしては、新ターミナルへ直接接続する鉄道新駅の設置が望ましいとの考えを示しており、今後の検討課題に盛り込んでいく見込みだ。
 構想検討会では今後、複数回の検討会を重ね、今夏前までにはターミナルの形状含め構想案を固めたうえで、具体的施策のあり方について検討を進めたい考え。

新しい旅客ターミナルの配置イメージ(画像:成田国際空港株式会社)
新しい旅客ターミナルの配置イメージ(画像:成田国際空港株式会社)
新ターミナルと滑走路使用のイメージ(画像:成田国際空港株式会社)
新ターミナルと滑走路使用のイメージ(画像:成田国際空港株式会社)
ワンターミナルの形状案(画像:成田国際空港株式会社)
ワンターミナルの形状案(画像:成田国際空港株式会社)
新滑走路の整備をはじめとする“さらなる機能強化”について、2028年度末の供用を目指して整備中の成田空港。2月6日、都内において「第6回『新しい成田空港』構想検討会」が開催され、主に旅客施設についての検討が進められた。

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