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新滑走路許可に「喜びもひとしお」、開港20周年~夢見るハタチ セントレア

中部国際空港 セントレアは2月17日、開港20周年を迎えた。同日セレモニーを開催するとともに、―夢見るハタチ セントレア―をキーワードにさまざまな施策を展開している。

文:中井俊治 写真:中井俊治
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 2月17日に開港20年を迎えた中部国際空港セントレアの記念セレモニーが、第1ターミナル4階 イベントプラザで開催された。

 中部国際空港株式会社 代表取締役社長の犬塚 力氏は、2005年の愛・地球博に合わせた開港から20年の間、リーマン・ショックや東日本震災などにより旅客数が落ち込みエプロンには飛行機がいない状況があったことを振り返りながら、「15周年(2020年)はコロナが始まりとても笑顔になれる雰囲気でなかったが、今日の20周年はセントレアを愛してくださるファンや空港スタッフの皆さんと笑顔で迎えられてうれしい」と語った。

 また開港記念日と同じ2月17日付で、国土交通省航空局から代替滑走路事業の施設変更許可が正式に出されたことも発表。夜間に行なっている現行の滑走路の定期的なメンテナンスによる閉鎖がなくなり、完全24時間運用が実現するほか、今後予定される同滑走路の大規模補修にも対応できるようになる。中部国際空港が目指す「2030年までに総旅客者数2,000万人」というチャレンジにも弾みがつく「まさに二十歳(はたち)のお祝いをいただいたようで喜びもひとしおです」(犬塚氏)と話した。

セレモニーであいさつする中部国際空港株式会社 代表取締役社長の犬塚 力氏。
開港20周年を記念して一新されたステージバナーも除幕された。
セントレア空港音楽祭でおなじみの東邦高校と愛知東邦大学による「TOHO MARCHING BAND」の演奏。

 また開港20周年イベントとして、名古屋エリアを代表する“味覚の観光大使”である八丁味噌の味噌樽を国際線到着口に設置。到着客にフリーズドライの味噌スープが配られた。さらに国際線免税店エリアでは、開港20周年を記念した限定酒の販売も始まっている。

国際線の到着ロビーに設置された、味噌蔵のだみそ株式会社による味噌桶。直径約2m、高さ約1.5mの迫力。
国際線の免税店で販売を開始した開港20周年記念酒。
名鉄のミュースカイにも、開港20周年記念ヘッドマーク。
中部国際空港 セントレアは2月17日、開港20周年を迎えた。同日セレモニーを開催するとともに、―夢見るハタチ セントレア―をキーワードにさまざまな施策を展開している。

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