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ANA、“遠隔手話通訳サービス”を全国へ

スマホで二次元コードを読み取ると、遠隔手話通訳サービスを利用できる。

文:本誌編集部
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 全日本空輸株式会社(ANA)は、福祉ソリューション事業を手掛ける株式会社プラスヴォイスの協力のもと、耳や言葉の不自由な利用者に対する空港における遠隔手話通訳サービスを10月から全国へ展開している。

 それまで、一部の国内線空港(羽田・新千歳・中部・伊丹・関西・福岡・那覇)の「SPECIAL ASSISTANCE(お手伝いが必要なお客様専用カウンター)」において、専用のタブレット端末を通じ、遠隔手話通訳サービスを提供していたが、今回、二次元コード方式を導入することにより、指定空港のカウンターに限らず、全国の空港の国内線カウンターで利用可能となった。

 手話者は自身のスマートフォンで、空港の専用カウンターに設置されている二次元コードや、空港係員が提示する二次元コードの画像を読み取ることで、遠隔手話通訳サービスを利用できる。二次元コードは主要空港(羽田・成田・新千歳・中部・関西・伊丹・福岡・那覇)に設置し、その他の空港においては、空港係員の業務端末にて二次元コードを提示する。画面越しにオペレーターが、旅客と空港係員のやり取りを手話と音声で同時通訳し、搭乗手続きや航空券の問い合わせなどのコミュニケーションをスムーズに取れるようサポートする。

スマホで二次元コードを読み取ると、遠隔手話通訳サービスを利用できる。

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