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祝! JALエアバスA350-900就航5周年。「ニッコーの日」にお見送りイベントを開催

2019年9月1日の就航以来、多くの乗客を各地へ運び、笑顔にしてきたA350-900。今回、5周年という記念すべき日にJALグループ社員約70名が参加し、ゲートおよびランプエリアでのグッズ配布とお見送りを実施。乗客とともにお祝いのひとときを過ごした。

文:國分若菜(本誌編集部) 写真:ウォレンス雄太(本誌編集部)
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JAL321便に使用されたJA02XJの前で、5周年を記念するプラカードを手に記念撮影をするJALグループのスタッフ。
JAL321便に使用されたJA02XJの前で、5周年を記念するプラカードを手に記念撮影をするJALグループのスタッフ。

就航から5年、今ではJAL国内線の顔に

 2019年9月1日に羽田=福岡線で就航したJALのA350-900。それから5年を迎えた2024年9月25日「ニッコー(日航)の日」に、就航5周年を記念するセレモニーが開催された。

 JALは主にボーイング777の後継機として、2013年にエアバスA350を日本で初めて発注。まず導入したのは国内線用のA350-900で、初号機であるJA01XJは2019年6月13日に受領している。

 その初号機導入に合わせて、客室仕様をリニューアル。全席にモニターを設置し、個々で映画などをゆっくり満喫することができるほか、リアルタイムで機外カメラから雄大な景色を観ることができるなど、機内でより楽しく過ごすことが可能となった。

出発準備中にはJA02XJも自ら5周年をお祝い。
出発準備中にはJA02XJも自ら5周年をお祝い。

初便と同じ福岡行きのフライトで記念品を配布

 「羽田空港では毎月25日をニッコーの日とし、日頃の感謝の気持ちを込めて、社員によるお見送りを実施しております。本日は、A350-900の5周年を祝しまして、ノベルティをお渡しさせていただきますので、どうぞお受け取りください。」

 この日の福岡行きJAL321便の出発前、羽田空港第1ターミナル12番搭乗口ではこのようなアナウンスを実施。「祝5周年 AIRBUS A350-900」のパネルを持ったJALグループ社員による記念撮影のほか、搭乗客にクリアファイルとステッカーのノベルティが配布された。

JAL321便の乗客307名に、JALのスタッフが記念品を手渡した。
JAL321便の乗客307名に、JALのスタッフが記念品を手渡した。
JAL321便の乗客307名に、JALのスタッフが記念品を手渡した。
手渡された記念品はA350のステッカー(いずれか1種)とクリアファイル型の手提げ袋。手提げ袋は取っ手の部分を切り離すことで、通常のA4サイズのクリアファイルとして利用できる。
手渡された記念品はA350のステッカー(いずれか1種)とクリアファイル型の手提げ袋。手提げ袋は取っ手の部分を切り離すことで、通常のA4サイズのクリアファイルとして利用できる。

総勢70名のJALグループ社員が駆けつけた、盛大なお見送り!

 その後、JAL321便の出発を見送ったのはJALのパイロットやCA、JALスカイ・JALグランドサービス、ジャルパックなどのグループ社員総勢約70名。この多くの社員が、A350-900、そしてこれまで利用してきた乗客へ感謝の気持ちを届けた。

 5周年の節目となったJAL321便は、2号機のJA02XJで運航。307名(幼児3名を含む)の乗客を乗せて、12番スポットから定刻より15分遅れて14時15分にブロックアウト。14時35分、RWY05より福岡へ向けて離陸した。

JALグループのさまざまな職種から、総勢約70名のスタッフが駆けつけた。
JALグループのさまざまな職種から、総勢約70名のスタッフが駆けつけた。
全員で手を振ってJAL321便、そしてA350の5年間を支えたJALの乗客に感謝を伝えた。
全員で手を振ってJAL321便、そしてA350の5年間を支えたJALの乗客に感謝を伝えた。

パイロットとCAが見た、A350の魅力

 JAL321便の出発後には、お見送りにも参加していた、A350に乗務する豊福真実 副操縦士と山本沙耶CAが取材に応え、A350の魅力を語ってくれた。

 豊福 副操縦士は「最新鋭のA350は乗務していて楽しい飛行機です。またお客様にとっても、機外カメラがついているので、パイロットの目線や駐機場内で働いている方々の姿を観ることができるのは面白い点だと思います」と語った。また山本CAは「入社2年目でA350の資格を取得し、A350とともに成長してきました。赤と黒を使用したJALらしいインテリアが特徴で、静かな飛行機なのでお客様にもゆっくりお休みいただけると思います」と話してくれた。

 JALは現在、国内線用のA350-900×15機に加え、2024年から運航を開始した国際線用のA350-1000も5機導入済み。さらに2024年7月には国際線用にA350-900を20機追加発注し、2027年度から運航する予定だ。JALの次世代フラッグシップは、次の5年、そしてその先もJALをけん引していく存在であり続けるだろう。

JAL321便の出発後に取材に応じてくれた、山本CA(左)と豊福 副操縦士。
JAL321便の出発後に取材に応じてくれた、山本CA(左)と豊福 副操縦士。
2019年9月1日の就航以来、多くの乗客を各地へ運び、笑顔にしてきたA350-900。今回、5周年という記念すべき日にJALグループ社員約70名が参加し、ゲートおよびランプエリアでのグッズ配布とお見送りを実施。乗客とともにお祝いのひとときを過ごした。

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