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運命の出逢いは飛行機から!? 米子鬼太郎空港、「空(SORA)コン」を開催
9月7日、米子鬼太郎空港は男女の出逢いを支援する街コンの空港版イベント「空(SORA)コン」を開催。定員を大幅に上回る応募があったという本イベント、飛行機好きにはたまらないその会場にお邪魔した! ちなみに、次回開催も予定されているとのこと。
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米子空港ビルが企画。対象は「空港や飛行機等航空関連が好きな方」
米子鬼太郎空港(以下米子空港)は今年ANAによる羽田便の定期就航60周年という記念イヤーを迎え、ボーイング787の期間就航の実現、10月5日には空の日のイベントとしてルーク・オザワ氏によるトークショー開催も予定するなど、60周年を祝うイベントを精力的に行なっている。
そんな米子空港が9月7日に開催したのは出逢いを支援する婚活イベント。
空港での街コンイベントは過去にも他空港で開催されているが、今回のイベントの応募要項はなんと「空港や飛行機等航空関連が好きな方」という本誌読者にとってはド真ん中を行くステキな企画なのである。
イベントの開催を前に、企画を行なった米子空港ビル(株)の金井大貴さんにお話しを伺った。
「街コンなどの婚活イベントは数多く開催されていますが、カップル成立に至らなかった参加者は残念な気持ちを抱えて帰路につく事が多いと伺いました。そこで空港が好き、飛行機が好き。という共通点を持った人たちが私たちの米子空港という場で出逢えたなら、カップル成立というゴールだけではない楽しい時間を過ごしていただけるのではないか? と考えた事がきっかけです」と金井さん。
実現を後押ししたANAの協力と、「子育て王国とっとり」の手厚い支援
また、金井さんによると開催にあたっては鳥取県の「婚活イベント開催事業助成金」制度を利用したのだという。「子育て王国とっとり」を掲げる県の手厚い支援を活用できたことがイベント開催の心強い追い風となったことは言うまでもない。
今回の空コンは20〜40歳程度の独身男女に参加資格があり、募集時には男女各12名の24名という募集定員であったが、想定を上回る応募があったため男女各14名の28名で開催されることとなった。
イベントは2部構成となっており、第1部としてANAの協力による駐機場見学ツアー、第2部が空港内のカフェでの空コン交流会となっている。取材陣は第1部の駐機場見学ツアーまでの取材となり、空コン交流会は参加者だけの時間となるようにプライバシーへの配慮も万全。なお、今回の撮影に際しても人物がわからないように背後から撮影していることは御留意願いたい。
駐機場見学では羽田行きANA機を間近に! 参加した男女28名の雰囲気もすっかり打ち解けた
駐機場見学は3組に分かれてスタート。開始を待つ参加者たちはすでに打ち解けたようで会話がはずむ。共通の興味を持つということで会話のきっかけも見つけやすいのだろう。
ANAの米子空港所で職員の方から運航支援業務や飛行機について説明を受けて、いざ駐機場へ。普段入ることのできない場所から見る機体の大きさと迫力に全員の視線はしばし飛行機に注がれた。
3組の見学が全て終わる頃には羽田へ向けての出発準備も完了。参加者28名が全員で並んで出発便のお見送りを行なった。金井さんによると「駐機場見学を目当てに参加して頂いても良いのです。この共通体験が交流のきっかけになれば」とのこと。なんと懐深いイベントなのだろう。筆者が若き頃にこのようなイベントがあれば飛びついて参加したに違いない。
そして空コン交流会。会場はあの「すなば珈琲」で!
約30分の駐機場見学を終えた一行は空港内にある「すなば珈琲」へ。2015年当時、全国で唯一スターバックスコーヒーの店舗がなかった鳥取県で“「スタバ」は無いけど「すなば」はある”という金言を残した砂焼きコーヒーの名店である。こちらを貸切にして食事をしながら約2時間の空コン交流会が行なわれた。司会を行なうのも空港職員の方。空港全体で空コンを盛り上げようという気概を感じることができる。
なお、今回募集人数を大幅に上回る応募があったため、年内に同様の企画をもう一度開催する予定があるとのこと。興味のある方は米子鬼太郎空港のホームページ・facebookなどをフォローして情報をキャッチしていただきたい。
米子空港ホームページ
https://www.yonago-air.com/
米子空港facebook
https://www.facebook.com/YonagoAirport?ref=embed_page