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JALとアメリカン航空、羽田=JFK線のトリプルデイリー化と、ニューヨーク旅行をPRするイベントを開催
JALとアメリカン航空、ニューヨーク市観光会議局は7月30日、旅行会社やメディア関係者を対象にした共同イベントを開催した。JALとアメリカン航空は、6月29日(日本発)にアメリカン航空が新規就航したことで1日3便体制となった羽田=ニューヨーク(JFK)線をアピールした。
JALとアメリカン航空、ニューヨーク市観光会議局が7月30日に開催した共同イベント。冒頭、JAL執行役員 ソリューション営業本部 副本部長 東京支社長の西原口香織氏があいさつに立ち、2011年から北米路線で実施しているJALとアメリカン航空の共同事業、そしてアメリカン航空の就航により羽田=ニューヨーク(JFK)線が1日3便となったことなどを紹介した。
また会場には、同路線の主力機材となっているエアバスA350-1000のプレミアムエコノミーシートの体験コーナーも設け、英SKYTRAXのWorld Airline Awardで「ワールド・ベスト・プレミアムエコノミークラス」を獲得したシートをアピールした。
同じくJAL、そしてアメリカン航空を代表して、JAL旅客販売推進部の丸山浩平氏が両社による共同事業や羽田=ニューヨーク(JFK)線を説明した。
コードシェアによる中南米、カリブ諸島への充実したネットワークや、マイレージ連携によるサービスのメリットを紹介。JFK空港ではアメリカン航空、JALともにターミナル8を使用しており、アメリカン航空が3つ設置しているラウンジも利用できる。
運航時間はJALとアメリカン航空で分散していることをメリットとして紹介。JALは現在、JL005/006便にA350-1000をデイリーで投入しており、また現在は一部日程を除き同機種を使用しているJL003便/004便にも、まもなくデイリーで投入される予定だ。
アメリカン航空の機材は、現在はボーイング777-200ER、10月27日からは787-9での運航となる。シート数は異なるものの、「Flagship Business」とプレミアムエコノミー、エコノミークラス(一部は足下の広いエクストラシート)というキャビンプロダクトは同一だ。
ニューヨーク市観光会議局からは、アカウントディレクターの伊藤宏和氏が登壇。2023年12月にオープンした、ロックフェラーセンター建設時の高所作業員のように鉄骨の上で摩天楼を一望できるザ・ビームをはじめ、200周年を迎えるブルックリンミュージアムで数々のイベントが予定されていることや、2025年オープン予定の「ヒップホップミュージアム」、2026年オープンの「LGBTQ+ミュージアム」などの観光スポットを紹介した。
また、5月にニューヨーク中を巡る「バイク(自転車)ツアー」や、LGBTイベントとして発展を見せる6月の「NYC PRIDE」、2026年FIFAワールドカップなどのスポーツイベントといったニューヨークで行なわれる催しの数々を紹介。さらに、ニューヨークのオフシーズンとなる1月と2月には、ブロードウェイミュージカルを1名分の料金で2名観賞できるなど、ホテルやレストラン、観光施設でさまざまなプロモーションが展開されることも紹介している。
ニューヨークへの渡航はビジネス需要が堅調なほか、学生旅行も戻りつつあるという。一方、昨今の円安もあって観光の戻りはやや遅れているとのことで、上記のようなトピックでの興味喚起や、プロモーションを活用したニューヨーク旅行を訴求している。
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