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地上の目線で対峙したJAL A350-1000、フラッグシップの存在感

もう4か月前のことだが、イカロス出版では新しい国際線フラッグシップの全貌を1冊にまとめた別冊「JAL エアバスA350-1000」を刊行した。そのための取材で立ち入った羽田空港第3ターミナル前のランプエリア、そこで捉えたこの作品だけはどうしても大サイズで読者の皆さんと共有したくて、この別冊の中の機体解説を締めくくる一枚として見開きで掲載した。撮影したのは航空写真家、深澤 明氏。誌面でお届けしている写真1枚1枚に秘められたドラマに、思いを馳せていただけたら幸いだ。

文:深澤 明 写真:深澤 明
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普段なかなか機会がないランプエリア中央付近からの撮影が実現! ニューヨークから到着した、この国際線フラッグシップの迫力がすごい。

至近距離からこそロクヨンで!

 JALのエアバスA350-1000(A35K)。フランス・トゥールーズでのデリバリーにはスケジュールの都合で行くことができなかったが、就航初便のニューヨーク行きに搭乗取材させていただいた思い入れのある機体。さらに「JAL エアバスA350-1000 新国際線フラッグシップの全貌」という本の撮影で羽田空港第3ターミナルのランプ内に立ち入り、ニューヨーク線の発着の様子などをドキュメントで追いかけた。

 グランドハンドリングなどをくまなく追い続けて出発を見届け、夕方の到着を待つ。夕暮れ時のアンバーな光の中でこちらに向かってくるであろうA35K。それを迎えるにふさわしいレンズは何か。“ミスター600mm”として、その答えはロクヨンしかないだろう。

 撮れ高の多さより、1枚でも良いから納得のいくショットで撮る。その思いっきりの良さが吉と出たショットが撮れたと確信している。画面の左側に駐機していた、ユナイテッド航空のボーイング777-200ERのAPU排気をあえて演出効果に利用するという荒技ではあるが、スポットへと向かってくるA35Kのコクピット窓がクリアに見えた瞬間にシャッターを押した。

 実はこの機体、JA02WJだから2号機であり、現在は胴体後部に1号機と同様に“A350-1000”と記した赤のグラデーションデカールが貼られている。写真はまだそのデカールが貼られる前にニューヨークへと飛んでいたころ。ある意味ではレアだ。数々のショットをランプ内から撮影してきたが、短レンズ、しかも超望遠で捉えたこのA35Kは、会心のショットといっていい。

 「至近距離からこそロクヨンで」。これからもアグレッシブなショットを狙っていきたい。

航空写真家・深澤明が写し出す旅客機の世界を大判ポスターでお届け!

月刊エアラインや別冊で掲載した作品から毎月ラインナップを追加中。もちろん、今回ご紹介したJAL A350-1000の作品もラインナップしています!
https://fabli.shop/event-detail/39912976-3abf-4b94-ada0-7659a26fff46/

【価格】
●A1サイズ(横841mm × 縦594mm)光沢紙版:8,650円
●A2サイズ(横594mm × 縦420mm)光沢紙版:6,800円
※税込/送料込み。ご注文から5営業日以内に発送。

もう4か月前のことだが、イカロス出版では新しい国際線フラッグシップの全貌を1冊にまとめた別冊「JAL エアバスA350-1000」を刊行した。そのための取材で立ち入った羽田空港第3ターミナル前のランプエリア、そこで捉えたこの作品だけはどうしても大サイズで読者の皆さんと共有したくて、この別冊の中の機体解説を締めくくる一枚として見開きで掲載した。撮影したのは航空写真家、深澤 明氏。誌面でお届けしている写真1枚1枚に秘められたドラマに、思いを馳せていただけたら幸いだ。

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