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木村化工機、SAF普及団体「ACT FOR SKY」に加盟。蒸留時の二酸化炭素排出を削減
国産SAFの商用化と普及拡大に取り組み、SAFのサプライチェーン構築へ。
文:本誌編集部
木村化工機株式会社は、国産SAF(持続可能な航空燃料)の商用化と普及拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟した。今後、「ACT FOR SKY」の加盟企業と共にSAFのサプライチェーン構築に貢献する。
世界的な脱炭素化の流れの中で、SAFを導入する機運が高まっているが、世界のSAF供給量はジェット燃料供給量の0.03%に留まっており、一層の生産拡大が求められている。
木村化工機は、2023年にSAF原料用バイオエタノールを蒸留する際の二酸化炭素(CO2)排出をゼロにする「省エネ型ヒートポンプ式バイオエタノール蒸留装置」の販売開始を発表した。SAFの蒸留にはボイラー蒸気が使われてきたが、SAFを蒸留する際にボイラーによって大量のCO2を排出するという課題に対する解決策となっている。
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