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映画『空の港のありがとう』のトークショー開催。7月からはJALとANAの機内でも上映開始

成田空港を舞台とする映画『空の港のありがとう』のトークショーが開催され、航空写真家のチャーリィ古庄氏と十河久惠 成田国際空港長が対談した。

文:本誌編集部
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「空の港のありがとう」トークショー
トークショーで映画にまつわるエピソードや、成田空港について語り合うチャーリィ古庄氏(左)と十河久惠 空港長(右)。

数多くの関係者がエキストラ出演し、成田空港や周辺の街、そこで働く魅力をPR

 俳優の清水美沙さんが演じる成田空港のインフォメーションスタッフと、空港利用者や家族との交流を描いた短編映画『空の港のありがとう』が、5月31日に公開された。そして「航空ファンday」と銘打たれた6月2日(日)には、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7階・8階)での上映後、ともにエキストラとして映画に出演している地元在住の航空写真家チャーリィ古庄氏と成田国際空港長の十河久惠氏が登壇しトークショーを開催。映画製作の目的や撮影にまつわるエピソード、成田空港の将来展望などについて約30分にわたりトークを繰り広げた。

 十河空港長は「成田空港にはコロナ前以上に外国人のお客様が戻ってきている。滑走路延長など機能強化中の成田空港では現在約4万人が働いているが、将来的には7万人以上が必要」と人員確保へ向けた課題を説明した上で、成田空港の魅力を伝える本映画の製作の意義を強調した。さらに「普段は表舞台に立つことの少ないスタッフにも光を当てたいというYuki Saito監督の想いに共感し、先任航空管制官をはじめ国土交通省 成田空港事務所の関係者もエキストラとして出演している」などと映画製作の舞台裏を紹介した。この日、劇場に詰めかけた観客の中にもボランティアでエキストラ出演した方々がおり、トークショーの最後にはチャーリィ氏の呼びかけに応じて関係者とともに記念撮影を実施。聴衆の喝采を浴びていた。

 賑わいの戻ったアフターコロナの成田空港や空港周辺の街を舞台に、実話にインスパイアされたストーリーが展開されるこの映画は、米国アカデミー賞公認「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2024」の「BRANDED SHORTS」部門で観光映像大賞にノミネートされているほか、7月からはJALとANAの国内線・国際線の機内エンターテインメントでも上映されることが決まっている。

「空の港のありがとう」記念撮影
トークショーの最後には、関係者たちの輪にボランティアでエキストラ出演した方々が加わって記念撮影が行なわれた。
成田空港を舞台とする映画『空の港のありがとう』のトークショーが開催され、航空写真家のチャーリィ古庄氏と十河久惠 成田国際空港長が対談した。

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